今週の週刊少年マガジンに掲載された、『アホガール』のヒロユキ先生が描いた『ラブひな』トリビュート漫画の感想です。赤松健先生の描き下ろし『ラブひな』ピンナップもあり。

 世間的に代ゼミの事業縮小のニュースが流れてる中、色々とタイミングを感じます。予備校描写もけっこうあった『ラブひな』でしたが、時代も変わった的な。
 というか、全盛時代は二人に一人は浪人で大学進学だったのが、今は浪人するのは受験生全体のうち七人に一人というのをニュースでやっていて時代を感じましたよ。僕も近所の塾で英語教えてるけど、実感としても確かにそんな感じ。秋くらいに推薦入試で早々と決めちゃう生徒さんとか多めだし。「浪人」ネタ漫画自体が、そろそろ母数に響かなくなりはじめてる世相。だが、そんな中あえて『ラブひな』!

 今回の特別編自体は、良い意味で『アホガール』っぽい勢いと『ラブひな』が融合していた印象です。12ページ「おっぱい揉ませろ」ネタで突きぬけるのはアホガール的です。オチは構図もまとめも本家『ラブひな』のオマージュになっており、Twitterで「僕の今回の原稿に対するやる気のほどを説明しますと、当初6Pでお願いします、という話だったんですが、「ラブひな描くのに6Pなんて少なすぎますよ! 倍はいります!」と言って12Pにしてもらいました。」と言っておられるあたり(こちら)、ヒロユキ先生元々『ラブひな』愛溢れる方だったのやもしれない。

 想い出語りになってしまいますが、ちょうど自分が大学受験とかやってた頃に連載しており、当時の受験ネタな雰囲気とか思い出します。今となっては世界の中の日本の中でも一時のガラパゴス的な枠組みと分かる(=大学受験)のだけど、当時はその枠組みの中で色々と生きてたんだよな〜。『ラブひな』、面白いですよね。

→『アホガール』面白いです

アホガール(1)
ヒロユキ
講談社
2013-07-19


→『ラブひな』文庫版



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