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 アニメ『ハナヤマタ(公式サイトニコニコチャンネル)』第10話「オンセン・ガッシュク」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 お風呂シーンもばっちりな、温泉合宿回。

 進歩志向的な価値観だと前提となる「目的」(今回は「花色よさこい祭り」)がなくなってしまったとしても、この仲間たちで、踊ることそれ自体で満ち足りてる、輝いてる、という、うわー、『けいおん!』(シリーズ構成の方が吉田玲子さんで同じ)の合宿回(感想)をやっぱりかけてるのでは、と思った一話。

 あの時澪が花火をバックにギターする唯に見つけた、ただそこにある充足・輝き、といった類のもの。目的があって、それを達成できるから尊い、というよりは、ただ仲間・楽しい(今話ならラストの真智の言葉)・没頭・そういうピースが揃った時に現れる何か。ダーザイン!

 何か凄い境地を描いてるなと感じていて、目標を失っても、場所を問わないという段階に至ってるのが凄い。「花色よさこい祭り」という限定された場で踊るから尊いというよりは、この温泉旅館の中庭をステージに変えてしまう。オープニング映像の場所とか限定されずにどこでも踊るよ! な感じとも連動して「自由」過ぎる。

 数多の花が咲き乱れる世界を追うような作品題『ハナヤマタ』と連動して、メンバーそれぞれの花の比喩も描かれる。


ヤヤ:薔薇
多美:百合
ハナ:ブルースター
なる:桜
真智:ひまわり


 これが「よさこい」を媒介に何ものからも「自由」だ! のノリで数多に咲き乱れるのか。最終回凄そう。

 そして、第一話時点ではなるから見たら「輝いている」「踏切の向こう側」にいたメンバーたちが、実際には彼女らなりに中々苦しく。物語を通して逆になるとの関わりで救われていくというような本作の構成。終盤に突入というとことで、いよいよハナ回が始まったような感じです。

 第一話は運命の人ハナとの出会いでなるが救われた、のノリだったので、おそらくはなるからハナへのリプライ展開。友達ってそういうものだよね。

 また余談として、『Wake Up,Girls!1st Live Tour「素人臭くてごめんね!」・仙台公演・夜の部(感想)』で生奥野香耶さんにノックアウトされたこともあり、ハナヤマタではヤヤちゃん一択になってきたかもしれない。奥野さんWUG!でも一番年上なのに、エラく可愛らしかった!

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上田麗奈
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2014-09-26




→前回:『ハナヤマタ』第9話「シスター・コンプレックス」の感想へ
→次回:『ハナヤマタ』第11話「スマイル・イズ・フラワー」の感想へ
→コラム:「Vivid性を取り戻すために2014年型作品全弾装填」へ
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