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ネタバレ注意です。
三太は持ってる者たちに虐げられていた立場、そして幽霊って考えると、「UQホルダー」サイドと重なるマイノリティー側って感じなのですが、今話を見て一種の「虚構存在」みたいな立場だとすると、これもゼロ年代物語にあった様々を接合してる流れをまた感じる所だなと。同マガジンなら『ツバサ(当ブログの感想)』とか。虚構的な存在だったキャラが、一種の本物性、真実性を獲得するっていう物語、あの頃色々ありましたよね。
そういう意味で、三太が死んでから幽霊として過ごしていた八年間(虚構的な時間)は無意味だったのか、という物語のけん引力が一つあると感じます。
俺は不死身の超能力者で……みたいな部分は自我だけ肥大した引きこもりの妄想、願望な感じもして、それだけではダメだろと思う部分。一方で、八年間の引きこもり時間は虚構的な時間だったとしても、その間にやってたお金も稼げる高みのネトゲに動画配信とか、そっちはわりと刀太はナチュラルに受容したりもしておりました。三太にも感情移入させる描き方なので、全て虚構的で無駄な時間だった、とはならない作劇と感じておりますが、どの辺りに着地させるのか興味深いのでした。
そして、夏凛先輩がやられて、刀太、一空先輩、九郎丸も仲間割れ起こしたり、小夜子は自我が乱れてるような描写があったりと、全体的に「落ち着かない」中、ラストにキリヱがどどーんと登場。
この、悪びれもせずループ能力持ちが「探偵役登場!」みたいなノリで遅れてやってくるのは熱いw。ちょうど今『金田一少年の事件簿』とかもマガジンで連載中だからなのもあるけど、一応はロジック押しのミステリもある中で、事件の解決? ループ能力とか、あるけど? というのは面白い。こういうノリは、本格か新本格化かみたいな別れ方があった中、デコンストラクションのごとく颯爽と現れて一世を風靡した『ひぐらしのなく頃に』とか『うみねこのなく頃に』みたいなノリで、好きです。
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