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ネタバレ注意です。
トイレという閉じた空間に長い時間閉じこもっていた小夜子と、旧麻帆良学園の開かずの間という閉じた空間に閉じこもっていた三太が重なる感じの描き方。で、それぞれ外部からの来訪者で友情を構築したという点が、小夜子における三太、三太における刀太と重なると。
この二重の描き方は、結末を分けてきそうだから、小夜子と三太、どちらかは助かってどちらかは助からなかったりするのかのう。パラメータも、こんな世界だから滅ぼす方にいった小夜子と、こんな世界でも捨てきれず守る方にいった三太と別れてるしのう。
この、強者に淘汰される弱者という立場でも、それでも世界を守るのかという今エピソード。ここで強者要素は何もない人生だった三太が57分稼いで、魔法も使えない&金もない(2000万の借金)の刀太が来るのだろうか。金も魔法(のようなその社会で上位層が持つ要素)もなくてもヒーローたりえるとしたら、そのヒーロー性って何なのか。熱い。
三太が失っていた過去の小夜子との記憶を取り戻すというのも、他者に記憶として覚えて貰えてることが、当人をアイデンティファイするという話のようで好き。上記の二重の描き方より、過去の小夜子のことを三太は覚えてるし、虚構的な時間を過ごしていた三太のことを、刀太は覚えている。この辺りは、記憶を失っている間のような虚構的な時間に構築された関係性でも、真実性を有する、という『ネギま!』の明日菜(&アスナ)や夕映(&ユエ)の物語ともリンクするようで、とても好き。
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