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ネタバレ注意です。
「私はアンジュ。ノーマのアンジュよ」(アンジュ)
「アンジュリーゼ様は、アンジュリーゼ様です」(モモカ)
この辺りのやりとりが、前回の、
「俺はタスク。ただのタスクだよ」(タスク)
とセットになってる趣で。それぞれが、アンジュのどの側面を見ているのか、という。それにともなって、アンジュのアイデンティティは? という。
これ、『コードギアス』方式で、アンジュにはノーマのアンジュ、皇女アンジュリーゼ、そしてAllアンジュの側面があって(オープニング映像なんかもそんな感じ)、それぞれの側面をアイデンティファイするキャラクターがいる感じなのかな。モモカは皇女アンジュリーゼ担当で、タスクがAllアンジュ担当だとすると、ノーマとしてのアンジュと縁が深いポジションのキャラクターも現れそう(設定されてそう)。
今回の幼少時の皇女アンジュリーゼとモモカのエピソードは、皇女アンジュリーゼ時代なりのアンジュの善性って感じだと思うのだけど、この先も皇女アンジュリーゼとしてのアンジュの側面は出てきそう。
そして、ラストはノーマのルール、お金(というか貨幣経済のルールの中)でアンジュがモモカを買い受ける。アルゼナルでのお金はドラゴンの生命を奪った対価って描き方なのですが、「殺して生きる」に移行した、ノーマの側面を持ってからのアンジュなりの助け方という感じで。逆に言うと、皇女時代のアンジュリーゼではこういう助け方はできなかったし、今後は逆に、皇女時代のアンジュリーゼじゃないと何かを成せない、なんて展開も出てくるのかもしれない。
裸での付き合いは、まあサービスシーンなのだろうけれど、前回のタスクとの時といい、「余計な装飾を無効化した上でその人を見ている」という表現にもなってると思うのでした。これ、今後も裸と裸のシーンくるよ!
第1話のような「完璧な世界」では、逆説的に今話のような稼いで、一種の代償を払ったパワーで惚れた女を守る的な価値は消えてしまうからこそ、今話の男前なアンジュはカッコよく、なんか第6話にして奇跡的に後味が良いエピソードでありました。
「クロス」アンジュって作品タイトルは、シンプルに皇女アンジュリーゼとしてのアイデンティティとノーマのアンジュとしてのアイデンティティがクロスって感じなのか、もっと色々あるのか。オープニングが完全版になって(めっちゃ変わってる!)、あの赤い側のお姫様みたいなキャラクターがまた強調されてるのだけど、あのキャラクターも重要なのかなぁ。
参考:『コードギアス反逆のルルーシュ(R2)』最終回の感想へ
→Blu-ray
→主題歌MP3
→前回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第5話「アンジュ、喪失」の感想へ
→次回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第7話「サリアの憂鬱」の感想へ
→『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の感想目次へ
【関連リンク】
→当ブログの『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』の感想はこちら
→『機動戦士ガンダムSEED』の感想はこちら(大昔のHTMLWEBサイト)