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 アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(公式サイト)』第7話「サリアの憂鬱」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 今回、次回(水着回!?)と中休み的な面白回!? 『クロスアンジュ』は2クール作品ですが、1クール区切りで換算するなら、第7話、第8話辺りは面白回とかサービス回な作品は多いですよね。

 基本シリアスなんだけど、プリティ・サリアンとかが「アリ」なリアリティ度調整の世界観はこれはこれで面白いw。『ガンダムSEED』でラクスやカガリが魔法少女化したり、キラがドテラで出撃したらさすがにおかしいが、『クロスアンジュ』では、これはアリ。娯楽作品ですからね。

 てか、アンジュがモモカに「あんたを養うのにお金がかかるの」って言う所、すっごい亭主と奥さんみたいだな。この人、六話前まで皇女だったのに……という面白さがあった所を、モモカのドテラとマフラーにマスクなら出撃OKっていうジャッジに、この奥さんの基準なんかズレてるなと連続で面白かった。

 真面目な方では、強者のアンジュが富(お金)を独占していたのが、仲間に再分配された回でもある。富の獲得競争が生命の性(さが)だとしたら、弱者はどうするんだ。という視点で富の再分配の視点について盛り込むというのは最近の作品に(僕が見てる範囲で)多くて、時代を反映してると感じます。ようは、強い者が弱い者から奪って栄える。で、強い者と強い者はお互いにパワーゲームしている。人類と人類の戦争。劇中のドラゴンと人間。そして少しミクロにはアンジュとヒルダのパワーゲーム。アンジュは金でモモカを買うし、ヒルダは金でゾーラが残したもろもろを(クリスとロザリー含めて)手に入れる、そしてお互いがどれだけお金(ドラゴンの生命の対価)を手に入れるかはパワーゲームっていうのは、そんな大きい構図に繋がる話を、現在アルゼナル内でミクロに描いているのだと思うのですね。

 で、万能の「マナ」によって、そういうパワーゲームがなくなったはずの世界が第1話の「完璧な世界」って感じだったのですが、この作劇だと、その「完璧な世界」は何かしらフェイクで歪なものだったりするのでしょうね。

 最後のお風呂シーンもそこに時間取るの!? って感じですがw、一応アンジュに関してクリスやロザリー達との間でも壁が取れた表現になってるのだと思われる。これ、タスク、モモカ、サリア、そして今話のラストと、裸での付き合いが描かれる度に関係がステップアップしていく作品になるの(^_^.!?

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→前回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第6話「モモカが来た!」の感想へ
→次回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第8話「ビキニ・エスケイプ」の感想へ
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【関連リンク】

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『機動戦士ガンダムSEED』の感想はこちら(大昔のHTMLWEBサイト)