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ネタバレ注意です。
第二話で、346プロの事務所=お城という比喩が既にあったのですが、第三話でシンデレラとは言ってもお城の外ともリンクしていくよ! っていうのをやってから、今話は再びお城の中のお話。
順番としては今話みたいにシンデレラプロジェクトのメンバーの方を掘り下げてからライブへ……もありそうな所を、先に第三話でシンデレラプロジェクトメンバー以外のアイドルたちともどんどん交差していくよ! っていうのを描いたっていうのは、その辺りに主眼があるのかもですね。今話だと、美波さんとアナスタシアのパートの、お城の外と中が繋がってるような場所が描かれるというのが印象的でした。
この「共同体」関係のお話。前作との違いを『けいおん!(!!)』と『ハナヤマタ』両方観ていた人向けに語ってみるなら、今作はより『ハナヤマタ』型の共同体っぽいのではないかと。学校の音楽室の中みたいな閉じた場所はもう作品の文脈としては通過済みで、『ハナヤマタ』の部室描写みたいに、階段と外に繋がるドアの境界領域にあるような「共同体」っていう。その仲間たちは仲間たちで素晴らしいんだけど、すぐ横のドアを開ければ広い外の世界とも繋がっていて、何かと外部とも繋がっていくという。
この作劇だと、今回発表されたユニットも、後半シャッフルされていったりするのかもしれない。第一話で一人ぼっちでレッスンしていた卯月にできた仲間、凛、未央は素晴らしくてその三人も輝いているのだけど、それ「だけ」でもないみたいな。今話の「ドア」もだけど、作品全体として「閉じた場所」と「開けた場所」の使い方も上手いと思うのでした。第二話ではエレベータの閉じた中に卯月、凛といた所に未央が飛び込んできて(これはこれで否のニュアンスでもないと思うのだけど)、第三話では閉じた控室に三人でいた所から、バーっとライブで開けた外部と繋がるっていう。
『ハナヤマタ』の感想でよく使ってた言葉でいう、「新型共同体」っていう感じをこの作品でも感じているのでした。
●参考:『けいおん!』と『ハナヤマタ』で重ねられている演出とその意図について
→Blu-ray
→コミックス
→前回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第3話「A ball is resplendent, enjoyable,and...」の感想へ
→次回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第5話「I don't want to become a wallflower」の感想へ
→『アイドルマスター シンデレラガールズ』感想の目次へ
→アニメ『アイドルマスター』(2011年にやっていた方)の感想目次へ
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