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 アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(公式サイト)』第17話「黒の破壊天使」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 久しぶりに元の世界に戻ってきてみたら、サリア、エルシャ、クリスが敵に……という展開に。

 サリアは、アンジュで描いてきた共同幻想とか誰かが敷いたプロモーションとかに惑わされず自分で考えること、という観点からすると、思考を自分以外に預けていたポジションという感じですかね。ジル(というかアレクトラ)のため、だったのが、エンブリヲ様のため、に取って代わった感じ。自分の核で行動するというよりは、何か他のものに寄りかかっていると、依存対象は簡易に変わり得る、というのは現代風刺的な感じもします。ただ、無駄に歳も取ってきたので、個人的にはこういうサリア的な人の弱さも最近は分かる。

 あと、第13話でエンブリヲがクリスとエルシャ(というかエルシャが守ろうとしていた子供たち)を助けていた描写がこういう展開に繋がってきたのはオオッという感じ。

 と、ああ、やっぱり強い共同幻想とかプロモーションとか敷ける立場にあるヤツには敵わないよね。そういう存在に、それまで構築してきた人間関係とかあっさり裏返されるの悲しい……とフラストレーションがたまった所で、ラストのアルゼナルのシーンへ。

 モモカ、ヒルダ(あとロザリーも)、とやって来る所は熱かった。強い共同幻想の前に別たれてしまった人がいて、一方でそういうものを超えて合流できる人もいる。モモカ、ヒルダ、タスク、ヴィヴィアンと、これまで一エピソードずつ使って「共同幻想とか関係なくアンジュと関係性を築いていた」メンバーが、壊れてしまったアルゼナルで再合流するという熱いシチェーション。

 また、今話でサラの方の地球の人々のあり方を「アルゼナルみたい」とアンジュに言わせることで、「アルゼナル=万能のマナみたいな共同幻想に寄りかからずとも人々が必死に生きていた場所」……みたいな連想になってますからね。そんな「場」、今では壊されてしまったアルゼナルという「場」に、アンジュ、ノーマ(ヒルダ)、マナが使える側の人間(モモカ)、ドラゴン(ヴィヴィアン)、古の民(タスク)、(あとクリスはたぶんロザリーとのエピソード枠だと思う)と、共同幻想括りでは全然違うメンバーが集合。このロイヤルストレートフラッシュ感凄い。何かギャグっぽいというか、ユーモア的なメンバーなのも好き。破滅的な逆境だからこそ、再び立ち上がる時は陽気にいきたい。

 超逆境でも、このメンバーなら逆襲開始可能かも、と思わせるだけの今までのエピソードを積み重ねてきたゆえの今話の高鳴る引きだと思います。すごい面白かった!

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→前回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第16話「共鳴戦線」の感想へ
→次回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第18話「決別の海」の感想へ
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