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 アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ(公式サイトニコニコチャンネル)』第6話「Finally, our day has come!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 第1話の閉じたレッスン室に一人きりの卯月……というのがスタート地点。今話でも、一人ぐせがついているというか、ダンスの苦手な箇所を一人で練習しようとしてしまう卯月に対して、今では凛、未央が一緒に練習しようよと言ってきてくれる……というのが幸せな方向での「タメ」。離れていてもスマートフォンで三人で連絡取り合ってる描写なども、良かった、今の卯月には仲間ができた感が漂っておりました。

 そこから、レッスン中に期待が膨らむ未央とまだ咲いてない花(というか草)を並行して描写する(自分でイメージしてるほど、まだアイドルとしての花は開いていない)みたいなフラグを積み重ねた上で、ラストの未央がアイドルを辞めると口にしてしまう、凛もプロデューサーに向かって厳しい表情を送る……と、ようやっと出来た仲間が、やっぱりバラバラになってしまうのか? という引き。第1話時点で仲間がみんな辞めていってしまったのを経験してる卯月が、今回もやっぱりダメなのか? みんないなくなっていってしまって最後は閉じた場所に一人というバッドエンドはリフレインするのか? という構造での描き方なのですね。どういう要素でルート分岐して、今回の卯月、凛、未央はそう簡単にバラバラにはならない! となるのか楽しみなのです。

 また、物語展開のトリガーになってるのは未央だけど、未央の心情がパっとは理解し難いのをプロデューサー視点と視聴者視点で重ねていて、プロデューサーさんに焦点があたっているエピソードでもありました。シンデレラプロジェクトがプロデューサーさんにとっても転機になればイイと部長さんから言われるシーンがあったりと、プロデューサーさんの過去も訳ありな感じが挿入されたり。未央の「辞める」発言で表情が変わる所から推測すると、プロデューサーが抱えているものも「共同体の破綻」関係かなと思ったりもします。何かと前作『アイドルマスター』を本歌に置いてる表現が見られる今作ですが、765プロのPがバラバラになりかけた共同体を繋ぎとめたのに対して、今作のPは過去に共同体がバラバラになった、破綻したのを経験している、バッドエンド経験verプロデューサーだった、みたいな。そうすると、同じようにみんながいなくなって共同体が破綻したのを経験して、(春、桜などの比喩上も)バッドエンド春香状態で一人でいた所の卯月とプロデューサーさんが出会う所から始まる物語として、ばっちりピースがハマりそう。二人で、今度はトゥルールート決めてやる、的な。

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→前回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第5話「I don't want to become a wallflower」の感想へ
→次回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第7話「I wonder where I find the light I shine...」の感想へ
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