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 アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(公式サイト)』第18話「決別の海」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 物語冒頭時点の「万能のマナによる完璧な世界で、悪いのは全てノーマ」というみんなが信じてる共同幻想も怪しかったけれど、表面的にはそれのカウンターのはずのアレクトラの「リベルタス」も、それに思考を預けて人間を道具扱いする点では怪しい感じが……と物語が進んできた所で、アレクトラとアンジュの関係は今話で一区切りって感じでしょうか。

 同じように「皇女だったけれどノーマだったので世界から排斥された人間」としてアレクトラとアンジュが重なるポジションだというのが強調されていましたが、アレクトラは代償行為として、自分も「リベルタス」という共同幻想を敷く側に回ってしまったアンジュって印象です。そっちに行ってしまうと、共同幻想を作って民衆をコントロールしようというイデオロギーAと、それに対抗するイデオロギーBみたいなのが、民衆を洗脳し合ってパワーゲームするみたいな、終わらない地獄状態になってしまう。

 それでアレクトラにはならなかったアンジュがどうするのかっていう所で、「私のリベルタス」みたいな概念が出てきて、そういうどんな共同幻想にも惑わされない地点で一緒にいられる仲間とやってやる、世界への反抗作戦なのですね。色々な意味で第一話を乗り越えていく作品だと思ってるのですが、第一話時点では同じ共同幻想に所属してるという理由だけでエアリアのチームの時に「仲間」最高を連呼していたのに(そしてあの頃のアンジュは共同幻想にのっとって無自覚にノーマを排斥していた)、今回では共同幻想とかどーでもイイ、そこからは自由という境地に達してからの「仲間」ですよ。今話時点でのメンバーはタスク、ヴィヴィアン、モモカ。

 ヴィルキスの騎士ではなくアンジュの騎士(つまりリベルタスという共同幻想ではなくアンジュを見てる)と言い切ったタスク、ドラゴンという共同幻想の元では排斥される立場になってもアンジュはヴィヴィアンだと分かったというエピソードが入っているヴィヴィアン、侍女としての役割を全うできなかった時も排斥しないで傷をいたわってくれたのが最初の恩義・皇女であろうとノーマであろうとアンジュリーゼ様はアンジュリーゼ様のモモカ、とこのメンバーはカッコいい。プラスして、ヒルダとサラ辺りもこれは合流してきそう。

 そして、ラストのエルシャと思われる敵ライダーとアンジュが空中で高速交差→サリア登場→エンディング流れ始めるの所がカッコ良すぎました(エンディングも徐々にバージョンアップしてる!)。サリアがエンブリヲ側に行った背景はまだ詳細は描かれてないですが、リベルタスという共同幻想の元、元皇女アレクトラによって道具として使えなければ排斥されるというサリアは、マナという共同幻想の元、それに当てはまらないので皇女アンジュリーゼによって排斥された第一話のノーマの子供とちょっと重なる。アンジュのラスボスはエンブリヲっていうか、第一話の頃の共同幻想に疑念を抱かずルールから外れた者を排斥するアンジュや、そんな第一話のアンジュが排斥したノーマの子供……みたいな描き方は好きです。

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→前回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第17話「黒の破壊天使」の感想へ
→次回:『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』第19話「時の調律者」の感想へ
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