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 アニメ『艦隊これくしょん -艦これ-(公式サイトニコニコチャンネル)』第7話「一航戦なんて、大ッッキライ!」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 今回は深海棲艦が何なのか、この世界は何なのかみたいなメインストーリー分多め。

 深海棲艦が艦娘側の暗号を解読してるっていうのは、学習したというより、元から同じ暗号を使ってたからっぽいですかね。赤い映像のカットイン演出(OPだと戦艦の記憶の所で使われるやつ)とか、徐々に艦娘たちと造形も似てるように描かれ始めてるとか、艦娘と深海棲艦は同根的なネタなのだろうと。

 オープニング「海色」、エンディング「吹雪」の歌詞なんかも合わせると、「海」がすごい終わった場所、無分化の場所みたいに歌われてるし、劇中でもそんな演出になってると感じます。『エヴァンゲリオン』の人類補完計画的な、生命のスープとしての海に近い印象。ループもの作品の一周目として、戦争で轟沈した戦艦があり(直接か象徴としてだけか、リアル史実も絡む)、みな海へ還った。そこから、「肯」の側は艦娘になって、「否」の側は深海棲艦になってるみたいな世界観かなぁ。

 だから轟沈すると、艦娘本体も、その記憶も、「海」へ、「無分化」へ還っていくみたいな無常観みたいなのを背後に感じます。轟沈した如月の最後の台詞が「忘れないでね」なのも、轟沈するとアイデンティティたる記憶も海へ還る的な表現なのだと思うのですよね。エンディングのラストシーンも、武装だけ残されて、存在は消えた吹雪……なんですよね。全てが儚い。

 で、「一周目」(と仮に呼ぶけど)でみんな轟沈しちゃった艦娘と深海棲艦が、このループで何を見つけるのか、みたいなストーリー(&世界観)と感じ始めてます。個人的には、みんな海に還ったが(還るが)、何らかの意義を残してるみたいな話が好みですかね。(一周目から)ルート変更で大勝利というよりは、精神的に、それこそ魂的に何か報われるものを少し見つけることに物語のフォーカスがありあそう。

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