相羽です。

 『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪(公式サイト:音注意)』と『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE - 過去篇(公式サイト)』の公開日が、同じ3月14日(土)という状況。

 『劇場版 境界の彼方』は今回の「過去編」に関しては総集編のような雰囲気なので、当日は心持『プリキュア』の方に行こうかと固まり中。

 逆に、
 4月25日(土)公開の『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE - 未来篇』は万難を排して調節し、公開当日に観に行きたい。これ絶対凄い映画ですよ。

 総集編的リビルドで一回劇場に足を運び気分を盛り上げてから、新編の続編映画へ……という流れは(このプロセスを経るのには興行上・ビジネス上の理由もあるのだけど)、映画『魔法少女まどか☆マギカ』の流れを思い出します。

 2012年の総集編的リビルドの『劇場版魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語(感想)・[後編]永遠の物語(感想)』の方で、この演出できたか! とうなり、気分が高まった所で、2013年秋の新作続編『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(感想)』で殺されました。

 『境界の彼方』の「未来篇」にはこのくらい期待してます。もう、公式ホームページのストーリーの断片だけでも。え、栗山さん、そういうことでしょ?

 未だにロングランのアクセスになってる、2013年末のTVシリーズ『境界の彼方』の最終回解説記事にも、またリンク張っておいてみます。↓

境界の彼方/第12話(最終回)感想(少しラストシーンの解説含む)



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 先週の金曜日には『風立ちぬ』が「金曜ロードショー」で放映されておりました。

 丁稚さんの『風立ちぬ』感想記事。↓


世界を図式化せずに物語る 〜『風立ちぬ』感想/ねざめ堂織物店


 僕が読んだ中で一番良いです。丁稚さんはWEB拍手のコメントもどうもです。

 これを読んでTwitterで、

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>RT。そう、進歩・技術文明の象徴をバルスでブっ壊してエンディングへで良かった頃から進んで、戦闘機、煙草(進歩と共に人間に負ももたらす)も善悪が無分化なまま存在(自体は)する世界で、矛盾を抱えたままでも生き続けるしかない人間の姿を、人間の領域からは少し引いて描いていたと感じます。

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 って書いたのですが、2013年の夏に映画館で初めて観てから時間が経って、ようやっとある程度言葉になった感じです。

 当時の初視聴の感想を今読み返すと、僕も丁稚さんの言う所の「図式化」が消えているのにちょっと戸惑ってますね。やっぱり、観た時は、「けっきょくどっちなの!?」と思っていた所がありました。零戦とか煙草とか、負を伴うとしても人間世界にはある進歩・技術文明の力学のようなもの、そこをこの映画はどう捉えてるの!? と、僕の中にも図式化を望む感情があったのだと思います。それこそタイムリーに、ジブリというか宮崎監督自身は原発反対を唱えてるけど、この映画におけるその手の技術文明に対するスタンスを、どう解釈したものか、みたいな。

 ただ、その後『かぐや姫の物語(感想)』なども観て(意図的なのか偶然なのか、主題に通じる部分がある二作だと思います)咀嚼が進んで、現在は何となく『風立ちぬ』の我々の主観が求めがちな(つまりそれはまだ人間の領域なのです)図式化からはカメラを引いてる感じ、正負も矛盾も(存在自体は)あるものとして、世界を人間の領域からは少し引いて描いている感じ。そして、そのありのままが美しいと感じてしまう「戸惑い」がこの映画の魅力かなと少し馴染んできた気がします。

 いきなり老境かつ超一流の地平を見せられるので、こちらは強制的に幽体離脱させられる感じなのですよ。どうしても、このちっぽけな主観に閉じこもってる自分という存在は「世界」という視点から視たらどうなのかと問いかけられてしまう。その時に起こる「戸惑い」が今の所思うこの映画の本質。零戦、煙草、主人公二郎の行動、菜穂子の行動に関する是非が焦点ではない。どちらかというと、そういう図式化(戦闘機(に象徴されるような諸々の負とも不可分の進歩の力学)は必要だ派にしろ、逆に否定する派にしろ)の中で閉じこもってる主観を、フワっと遊離させて、「世界」を見せる。戸惑わせる。その戸惑いが何なのか、観た人のその後の時間に痕跡を残させる。そんな映画で、やはり凄い。

 今だに、散歩して歩いてる時に、フと、『風立ちぬ』のあのシーンってこういうことかと時間差でハっとすることありますからね。コンテンツ高速消費世界に楔を打ち込んでる、カッコいい作品でもあると思います。

風立ちぬ [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2014-06-18


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 創作活動進捗。

 7000PV達成ありがとうございます。オリジナルの能力バトルもの小説『非幸福者同盟』(さいきんの愛称はシータさんがそう呼び始めた『ひこどう』)第五話は3月7日(土)に(400字詰原稿用紙換算で)74枚分一挙公開となります。物語前半部分で一番書きたかった箇所なので、ここまで書けて良かった……。「小説家になろう」様のこちらのページより、引き続きよろしくお願いいたします。↓


『非幸福者同盟』/小説家になろう


 現在は続く第六話を3Pまで執筆。今年はこの活動を優先する感じで。

 貴重な収入源になっております。前作『妹の紋章』を初め、Amazonさんで出してるKindle電子書籍の方も引き続きよろしくです。Amazonさんのサイトからスマートフォン用のアプリをダウンロードして読んで頂けます。

妹の紋章
相羽裕司
2014-08-09


終末の週末
相羽裕司
2013-10-14