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 アニメ『艦隊これくしょん -艦これ-(公式サイトニコニコチャンネル)』第11話「MI作戦! 発動!」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 長門さんの「時々考えてしまうんだ。我らはいったい何のために存在しているんだろうな」は、第8話(感想)で本当は戦うために存在したい大和さんと本当は平和に動物と戯れるように存在したい長門さんとを重ねて描いていたりした、「自分という存在の本徒」というこの作品のテーマ。今回は文字通りの意味にも取れるし、この儚いループ世界で自分という存在は何なんだろうみたいな意味にも取れて上手い。

 序盤の感想からゼロ年代のループものADVみたいな構成の作品なのかなと書いてきましたが、やはりそういう流れで、アニメで描かれてきた今回のループの他に、史実、前のループといったものが存在し、艦娘たちにはそれを辿る力学が働いているのが、「さだめのくびき」なる概念でいよいよ今話では赤城さんから明確に語られます。

 もともとオープニングの赤城さんの所で戦艦の映像がカットインする所や、吹雪が撃沈しかけた所で深海棲艦主観のカットが入る所が同じ赤色の演出で重ねられていて、それは「史実や前のループが意識される箇所」という演出だったと思われるのですが、特に後者は今話でも吹雪が思い出しており、あの時が、以前のループで吹雪が轟沈したポイントだったっぽいですね。

 で、夢(紛らわしいけど視聴者=プレイヤー的にはリアルの現実)で史実にアクセスできる提督が、色々とその「さだめのくびき」をブレイクしようとしていたのだけど、艦娘達と同根だけど負の側面が現れている存在であろう深海棲艦としてはブレイクされてはマズイので、提督は退場になったと。あとは、残された艦娘たちが自力でルートブレイクできるかという物語が、上記の「自分の本徒」というテーマにかかってくると。

 今話の引きではやっぱり赤城さんはルートブレイクできないのか!? みたいな感じなのだけど(ミッドウェーは史実でも赤城さんが沈んだ戦いだし、これまでのループでもここで沈んでるっぽい)、まだこのループで積み重ねたルートブレイク要素である、大和さんが己の本徒の元に戦えるようになっている、や、吹雪が改になっている、そして(現実の方で)提督と結婚しているのは吹雪(前話の感想参照)……という逆襲要素が残ってるので、ルートブレイクかけつつ(吹雪、金剛さん、大和さん、大井さんと、このアニメ版で特に焦点があたってたキャラたちがまだ残ってるのは熱い。)この世界とは何だったのかみたいな所に収斂していって終劇でしょうか。

 ゼロ年代ループものADVや、それらが念頭にある『魔法少女まどか☆マギカ』とか好きだった身としては楽しめた作品でした。そうやっていくつループを重ねても、それを超えてくるものがある! っていう展開(『まど☆マギ』の終盤とか、今作の結婚(のような「縁」)要素とか)はやっぱり熱いですよね。

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→幸宮チノ先生(ブログ)のぼっちリプレイ



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