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 アニメ『Charlotte(シャーロット)(公式サイトニコニコチャンネル)』第五話「いつか聴いた音」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 乙坂家秘伝のタレのパートが繰り返されてるの、赤いのは血の暗示なのかなーなどと前回書いていたのですが、引き続きそれもあるかもですが、とりあえず「家」の秘伝のタレということで、有宇&歩未と両親の繋がりの象徴なのですね。

 序盤にも、両親との繋がりを絶ちたくない感じの歩未と、両親についてはネガティブに捉えている有宇というパートがありました。

 それと写像されるように、両親との繋がりを切りたくないキューとしてしつこく乙坂家秘伝のタレを使う歩未に対して、それをネガティブに捉える有宇というパートが繰り返されていたと。そして、今話で乙坂家秘伝のタレが底をついて(=親との縁が枯渇?)歩未が病気になってしまうと。

 親との繋がりに関してはは、友利兄妹の方が先にバッドエンドを経験していて、乙坂兄妹はそのバッドエンドの繰り返しになってしまうのか? というADV作品的(KEY作品的?)物語構造がある作品だというのは以前書いた通りです。

 秘伝のタレを通した有宇と歩未の繋がり、「ZHIEND」の曲を通した奈緒の兄と奈緒の繋がり、姉について語るシーンを通しての美砂と柚咲の繋がり……をそれぞれ描いているという、破綻した兄(姉)と妹の関係を三重奏で描いているのは、ずっと続いている箇所です。

 美砂は楽しい事は柚咲に譲って妹を尊重してるし、リアルではリンチ受けたりしてる奈緒も、兄譲りの「ZHIEND」の曲に救われている。では、有宇(兄)は歩未(妹)を救えるのか? っていうところで次回、話数も折り返しの第六話「気づかなかった幸せ」というエピソード。破綻しても妹を守り続ける者として、有宇と美砂の絡みのシーンなど観たい所です。

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Lia / 多田 葵
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2015-08-26


→前回:『Charlotte(シャーロット)』第四話「刹那の本気」の感想へ
→次回:『Charlotte(シャーロット)』第六話「気づかなかった幸せ」の感想へ
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