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ネタバレ注意です。
凛が新しいユニット「トライアドプリズム」に加わるかどうかで揺れ、未央はラストでソロ活動を宣言と、卯月的には「NEW GENERATIONS」(=共同体)崩壊の危機に。
セカンドシーズンで焦点があたってる北条加蓮が、昔(中学時代)は一人だったという点で、物語冒頭時点の卯月と重なってる構図なので、卯月も凛を取らないで的なことを強くは言えないのですね。孤独は嫌だということを、当人が知っている。今話でも「レッスン室」が印象的に使われていたと思いました。物語冒頭で、卯月が一人で頑張っていた「レッスン室」。そこからプロデューサーと凛と出会うところから「魔法」がかかり始めるという物語の出だしだったのですが、今回、北条加蓮も「レッスン室」から新しい何かを始め、「トライアドプリズム」(=共同体)を得ようとしている。でも、そのことが卯月の方の共同体の崩壊を意味するなら、どうすればイイのか、という揺れ。
この展開だと、オープニングのシンデレラモチーフでの「十二時」は、「魔法が解ける」、つまり、現在の「共同体」(と共にいる幸せな時間)が(表面的には)壊れる時間ってことなのかな。だから、十二時ちょっと前で(おそらく卯月が)時計を壊していると。だけど、オープニングの歌詞にある通り、十二時が過ぎても、魔法が解けても歩いて行ける何かを見つけるまでのストーリーが本作だと。
このこのまま進むと共同体は壊れるという展開。解法が、ある種の各自の進歩志向の抑制(美希の「このままじゃ迷子になる気がした」の所など)によって現在の共同体を維持……だと前作と同じなので、今作は各自が進みつつも(今話も、アナスタシアが「ラブライカ」が壊れるかもしれなくても進むのには是のニュアンスも含まれてる)、共同体ごとバージョンアップみたいな結末と予想。
主人公が直面する最後の困難が「このままだと共同体が壊れる」なのが前作の春香と今作の卯月とで重なっており、第一話の「桜」で重ねる演出(第1話の感想参照)、両者の「春」にまつわる名前といい、ちゃんと前作と今作で連続したテーマを描いているという点でも、演出が粋な感じです。
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