ネタバレ注意です。
「傷」を負う(負っている)というのが重ねて描かれていた回だと思いました。
人を殺してしまったハヤテ。偉大な祖父母のようにはなれないミラージュさん。ウィンダミア人から「裏切り者」と糾弾されるフレイア。
その流れから、ウィンダミア王国に残された大きな「傷」の描写に繋がっていってラストというのは上手いです。この手の「傷」は味方だけじゃなくて、敵も負っているのだという流れになっています。
その「傷」の痛みを世界への攻撃に転化してるのがウィンダミア王国というような立ち位置。癒えない「傷」の代償を世界に求めてる人たちは確かに強いし、そう簡単には止まらないんだよな……。
また、ウィンダミア王国とミラージュさんは「傷」の要因が自分が生まれる前の「過去」にあるので、よけいに根深い。
「傷」自体、あるいは「傷」を負ってしまうこと自体はどうしようもない部分があると思うのですが、そういう「傷」の痛みを世界への攻撃に転化しない道があるとしたら。というストーリーの方向は一つありそう。その辺りに「歌」要素が絡んでくるのかな。
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【関連リンク1:当ブログの以前の『マクロス』感想】
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【関連リンク2:当ブログの2015年アニメーション作品ベスト10記事】
→2015年アニメーション作品ベスト10〜共同体から零れ落ちた人間にも、それまでとは違うカタチなりの祝福を(ネタバレ注意)