ネタバレ注意です。
今回はTwitterの投稿を掲載する形で。
少し、他所様のツイートも入っております(引用扱いでお願いします)。
この9か月ほどの楽しみであったコンレボが明日最終回なのでその前に描いた。#コンレボ pic.twitter.com/Hpo2gzZxvd
— TJ-type1 (@tjtype1) 2016年6月18日
最終回感想 #コンレボ 1)我々が子供の頃に信じた超人(ヒーロー:虚構作品)も、タイヤキ型(爆弾型?)の鋳型に押し込められて消耗品(コンテンツ)として溶かされ、エネルギーに還元という「効率」に全て最適化されていく「大人な」世界だとしても。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 2) 鉄板から脱出するタイヤキの歌にはメッセージが込められていたと力説する輝子に対して、そんなもの(行為)に現実を動かす力はないと、里見はその意義を否定する。世界を動かしてきたのは彼のような「大人」である。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 3)例えば歌・漫画・映画などなどの創作(虚構)作品に、クリエイター達が娯楽性を尊重しながらも、比喩など手法を工夫して想い(意義)を込めたり、受け手がそれを受け取ろうと作品を10回以上隅々まで観ようとしたり。全ては、嘲笑われた。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 4)そんな虚構(=幻想)を「大人の」立場から冷笑する里見を鏡にして、これまで自分を超人と呼ぶことができなかった爾朗が、ついに自分は里見のような虚構を冷笑する存在を「悪」として、そんな「悪」と対になる超人だと自ら名乗る。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 5)メタ超人の立場だった爾朗が、自分自身が超人の舞台に上がる。この『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』という作品自体が、前述のクリエイター達が娯楽性を尊重しながら意義を信じて想いを込めて、視聴者たちも何か意味を受け取ろうとしている虚構・幻想である。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 6)それを否定する「悪」の前に爾朗は立つ。その時ついに、爾朗は子供の頃に憧れた世界(メタに『コンレボ』という作品/虚構/幻想/世界)を守る正義の超人(ヒーロー)になる。何度現実の前に打ちのめされたとしても。クリエイター達・視聴者達の叫びである。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 7)別れのシーンで流れる歌は『いい日旅立ち』相川七瀬ver。この歌の新verが作られたのは(我々が再会できたのは)、みんなが覚えていて、願ったから。ちゃんと現実を動かしている。この歌の存在が、里見の主張をメタに反駁している。妖怪達もきっといつか……。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
(追記:神化52年→神化53年)最終回感想 #コンレボ 8)エンディングの神化52年の世界で島村ジョーと似てる感じの爾朗モデルと思われるヒーローのマンガを子供が読んでるのは、『サイボーグ009』がみんなが忘れずに願って何回もリメイクされている作品だから?
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 9)石ノ森章太郎先生が亡くなった後に、みんなの願いで最終章が制作された……というプロセスが、身体がなくなってしまったけれど、みんなが願えばいつか……という爾朗のラストともちょっと重なる感じ。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 10)石ノ森萬画館(@ishimangakan)は、宮城県石巻にある。良いところだから、みんな一度訪れてみて。震災の後、余剰な存在として消えてしまうかもしれなかったヒーロー達を、忘れずに留めておく場所。石ノ森章太郎先生の「萬画宣言」は心に響くと思います。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 11)大人になっても魔女っ子を続けてる輝子さんに声をあててるのは「革命的ブロードウェイ主義者同盟(@kakubro)」の上坂すみれさん。大人になっても、「たかが」中野ブロードウェイ的なもの・歌・映画・漫画・超人的なものを信じ、守るということ。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 追記1)視聴者に重なるメタ超人(ヒーロー)ポジションの主人公が、欠けていたもの(今作では対となる悪)を獲得して最後にホンモノの超人(ヒーロー)になるって、これ『ディケイド』じゃん!ってつぶやいてた。爾朗の語りの所で「例のBGM」流れても違和感ない(え)。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 追記2)笑美さん達が別の世界に行っちゃうのは(作劇上は同じ世界で共存エンドも?)、「妖怪もの」が昭和の一時期消えていたとかあるのだろうか。昭和史に詳しい方是非。あるいは、亡くなられた水木しげる先生(「この世は通過するだけのものだから……」)を意識してる?
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
最終回感想 #コンレボ 追記3)「誰かが願った幻想 守りぬくこと」……この作品に百万の感謝を。 https://t.co/WTQZAwSbLR
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) 2016年6月23日
→Blu-rayコンクリート・レボルティオ、最高でした。出演者、スタッフ、水島監督、會川先生、アニメに関わったすべての超人の皆様、お疲れ様でした。 pic.twitter.com/oKlThJb0St
— 折姫るちや (@orionline) 2016年6月20日
→小説
参考:仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010/感想