今年の抱負というか方向性をば。
今年は(今年も)新作小説を一作書きます。
次回は「歴女百合(仮)ファンタジー小説」だと言っていたのですが、タイミング的にこちらはもう少し後にもってきた方が良さそうなので、その前に「和歌を題材にした青春小説」を書くつもりで、それを今年書きます。
今年はほぼこれが第一となりそうです。地味に、黙々と制作する一年になりそうです(笑)。
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ただ、制作の関連項目としての活動は色々広げられそうでもあって。
スロヴェニア、学生のころ日本語教育の実習で一ヶ月ほど訪れた時にとても良くしてもらって恩を感じていて、その後も何かと「縁」を意識される事柄なんかもあって、個人的に何らかの「意味」を感じてる国なのです。
去年書いた『こち街』(現在は賞に応募中のため削除中)の奈由加が日本人とスロヴェニア人のハーフという設定でしたし、『非幸福者同盟』ではアスミが何かスロヴェニアと関係してるらしい伏線がありますし、もっとさかのぼると『妹の紋章』のトモさんが劇中では明言されてないのですけどスロヴェニア人だったりです。
そんな流れで、これから書く作品にもちょっとスロヴェニアが関わってくるのですが、生き延びられそうだったら35歳から40歳辺りの知的に重要な時期、一つは日本とスロヴェニアを扱ってみようと考えております。
「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ、1つの国家」と言われた今はなき旧ユーゴスラヴィアの中の「狭間の」小国だったスロヴェニア。そして、今後の僕の書く文章にちょくちょく通時的な視点も込みで出てくると思いますが、日本も色々な意味で「狭間の」、「境界領域」的な国です。
その、遠く離れた二国にまつわる普遍と変項。
これ、僕がオリジナルで言ってるわけじゃなくて先行して言及されてるものがけっこうあるのですが、今、特に今後2020年の東京オリンピックまでの世界的な文脈で、東日本大震災からの復興と絡めて、分かりやすくかつ面白く書けるのは地球上に(え)僕しかいないんじゃないかという気がしていて、これ、やってみようと思っております。どういう感じでお届けしていけるかは、まだ未来が確定してない状態ですが。
学生の頃はもともとこういう勉強・活動をしていたので、色々やってきつつも原点と再会してきた感じですね。
第二外国語を何やろうかずっと考えていたのですが、学生時代はフランス語でそこまで身につかず、その後は学問書とか読みたいのでドイツ語かとか言ってたのですが、いっそスロヴェニア語やってみようかなーとも思っております。ロシア語とか中国語とかのこれからきそうな言語がある中で、あえて小国の言葉をというのも、生き方的に良い感じなんじゃなかろーか、みたいな。
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もう一つは六年くらい前から言ってる海外展開関係で、京都アニメーション様なんかは既に力を入れておりましたが、いよいよ力を入れてゆく気配です。↓
●第3回京アニ&Doファン感謝イベント「私たちは、いま!!−2年ぶりのお祭りです−」
Volume1の名称が「京都から世界へ編」です。
この辺りも、知見がある人、企業様などは2020年の東京オリンピックの前の2018年、2019年辺りに海外からの日本への注目が高まるのを見越して現在準備に入ってるので、僕も、これまで蓄積してきた京都アニメーション作品関係のストック性の高いテキストなどを、その頃に世界に解き放つつもりで、今後も積み重ねていくつもりです。
予想の精度は保証できないのですが、翻訳技術や一般人の基礎英語力なんかも、その頃に指数関数的上昇曲線に入り始めるのじゃないか、とも漠然と感じています。
後は東映さんも、色々追ってると世界展開はやる気満々みたいなので、そっちもこれまでの積み重ねの上で追っていきたいので、ああ、結局プリキュアの感想と京都アニメーション作品の感想は今年も書くのね、というような。
できれば、そういう作品に関するテキストにも、僕なりに千年単位の通時間的視座との接続を試みながら世界に向けて解き放っていけたらと思っております。プリキュアシリーズとか京都アニメーション作品の話をしながら、同時に日本文化の歴史的・文化的話の射程まで組み込んでいくというのは、十分に可能だとここ数年で思うようになりました。
あとは、そういうのが読みたい、ちょうど読むタイミングだという人が地球規模だとけっこういると思うので、うまく届けていきたい(これが、本当のところのマーケティングの力)という感じですね。どこまでいけるか分からないですが、今年も方向としては色々ありますね(笑)。
もし、僕/私もそういう方向に興味あるという方おりましたら、応援したり協力してくれたりしたら喜びます。
ではでは、今年もよろしくお願いいたします!