原作スマートフォンゲームの「エピソード1」までを読了済みの方向け、という形で書いてみようと思います。
「エピソード1」までのネタバレが記事中に含まれますので、(特にアニメーション版から観始めた方など)ご注意ください。
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模造のアーサー王の剣、記憶がない椿芽さん、などなどと、何かと「虚構性」がピックアップされておりました。
原作「エピソード1」冒頭には「あった」学園の「七不思議」が、アニメーション版だと「ない」(ないから悠水さんが自分で作ろうとしてる)ことから、このアニメーション版も原作とは違う世界ということが分かって、そのパラレルワールド感、地続きではない感が、これまた(世界の)(あるいは人間実存の)「虚構性」をあぶりだしていきます。
女子高生が勝手に作ろうと思った『模造のアーサー王伝説的七不思議』なんて、本物の原典の『アーサー王伝説』に比べたらとても「虚構」的です。
でも、それを(記憶はないけど)前の世界から「転生」してる悠水さんがやってる、というのが妙味だと思いました。世界も実存も「虚構」的かもしれないけれど、このアニメーション版世界の悠水さんも(原作のままの台詞ではなかったけれど:たぶんあえて……)「世界を救う」ということを言っていて、「途切れないもの」はある、ということを描いている。やっぱりこの世界の悠水さんも悠水さんだ、となる。
この、「並行世界」をギミックにした「虚構性」の中に、逆説的に「永続性」をあぶりだしていくっていうのが、『スクールガールストライカーズ』という作品のコアの一つなのだろうなと思ってました。原作「エピソード1」の悠水さんの転生ギミックが繋がった所は感動しましたよ。『スクスト』はストーリーも良いんじゃ……。
アニメ版はオープニングが良くて、思わず六回くらいガン観してしまいましたよ。二穂様までは出るっぽいんだ! というか、幸子さん、そんなガンダムの仮面キャラみたいなノリでオープニングにカットインされても!?
原作ゲームは2年くらいちょくちょくとやってて、パートナーは沙島悠水さんです。親愛度143ですw。『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアニメの頃とかにみんなが言ってた「俺たちの課金でこのアニメが」感を初めて味わう視聴体験でありました……。
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