ブログネタ
BanG Dream!(バンドリ!) に参加中!
 アニメ『BanG Dream!(バンドリ!)(公式サイト)』第4話「怒っちゃった!」、第5話「ドキドキしちゃった!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

●第4話「怒っちゃった!」

 香澄さんが幼い頃に聴いた「星の鼓動」(に象徴されるもの)が何なのかという話なのですが、どうも主題歌タイトルもなぞらえるなら「ときめき」のようなものなのだろうと解釈し始めてます。

 そのままだと、仕事に子育てに介護に、などなどにと疲れがちで「ときめき」とか忘れがちな社会ですからね。そういう、「ときめき」に出会ったり、それを復元していったり……メイン五人を通してそういうエピソードを積み重ねております。

 これ、第1話で主人公が出会ったのがロボホン(こちら)だったら、そのまま「ときめき」を感じて(注:ロボホンさんは生で触れると「ときめき」ます)『ロボドリ!』っていうタイトルコールが入って主題歌突入展開でも全然行けましたね(まだ言う人)。

 別にロボホンじゃなくても、劇中のメンバーが手にする「ときめき」は、各々の視聴者なりに置き換え可能です。フクロウに「ときめき」を感じる人は、『フクドリ!』っていう自分の番組を始めれば良い。何でもイイので、ふぁっきん「ときめき」的なもの失いがちな社会なので、取り戻して行こうぜという番組です。

 そんな感じで、新たなるメンバー、花園たえさんが本格的に登場。この娘は既に音楽(=ギター)という「ときめき」は持ってるのですが、今一つ「ときめき」ボルテージみたいなものが静かな人として登場してきます(最初は、自分がステージで演奏しようというほどのボルテージはない)。それが、香澄と交流してるうちにボルテージ高まっちゃって……という物語の人です(メインエピソードは次の第5話)。静かに高まる「ときめき」もあるんや……。

 そして、香澄さんの意識・時間がたえさんに向かっているのに、嫉妬する市ヶ谷有咲さん。この娘、第2話でそっこうデレて、第4話ではもう嫉妬。速い! 可愛い!

 有咲さんはスペックは高いんだけど友達がいなかったというキャラクター造形で、現在の段階だと上記の「ときめき」要素は、音楽に対してというよりは香澄さんに対してという感じです。こ、この……天然のたらし属性の主人公と友達いなかった黄色の百合という構図……『Yes!プリキュア5(感想:別ブログ)』ののぞみ×うららだ! 第3話(感想)を、伝説の神回の第3話を、漫画『となりの801ちゃん』作中でネタにされたくらい神回だった第3話「はじけるプリキュアは誰?」を観てください!

 僕本体からしてかつて二次創作ののぞみ×うららSS(Pixiv)とか書いていましたが、古(いにしえ)ののぞみ×うらら絵師、dgsさんなんかもここにきてPixivに香澄×有咲絵なんかをアップされております。↓


かすあり/Pixiv


 うんうん、時空は輪廻するんだね!

 そんな感じで、作品のテーマ的には、香澄×有咲に「ときめき」を感じた古(いにしえ)の『のぞうら』おじさんたちの『カスアリ!』という番組が始まりそうな勢いで、次回へ。

 この作品の感想コーナーに関しては、方向性が分からなくなってきてる。


●第5話「ドキドキしちゃった!」

 「SPACE」でのライブ(のハードル)ナメんなと言う(概意)花園たえさんが、香澄さんに向かって「私を震えさせて」発言。

 この時点では、「星の鼓動」的なもの、「ときめき」のボルテージがたえさんは低めなのがうかがえます。そのボルテージを上げよう、という一話。ううむ、ある程度性的なパッション(え)を高められる人材しか上がれない舞台とか、「SPACE」は中々手ごわいです。伊達に、宇宙を名乗っていない……。

 結末は、りみさんが制作した曲を、なんだかたえさんも交えて4人で演奏する……というもの。震えさせてとは言ってみたものの、受動的であるよりは、能動的に自分も参加した方がより震える……というようなたえさんの感情の変遷のエピソードです。わりと、「ときめき」がテーマなら重要なことを描いている気がします。能動的な活動の方が、「ときめき」度数上がるんだよね。

 この、数名の観客に簡易な自作曲を演奏する初ミニミニライブを達成というのが、どれくらいの達成度なのか僕はバンドやったことないので分からないですが、小説執筆に例えるなら(え)、初めての自作小説同人誌を作成して小規模即売会にサークル参加したら数冊売れた……くらいなのかな。けっこう大きな達成です。

 かくして、たえさんもバンドに加入。

 残るは山吹沙綾(やまぶきさあや)さんですが、この娘が上記の「ときめき」の復元という作品テーマからすると、お家の事情が絡んでるので一番手ごわいのか。分かる……僕もお家の事情(親の介護)でそうそう「ときめき」的活動ばかりもやってられない人なので、沙綾さんはなんか分かるぞ!

 「ときめき」を感じること、そう、同人活動に例えるなら(え)、香澄さんの物語(第1話)が同人に出会う物語(「ときめき」との出会い)だったとするなら、沙綾さんの物語は同人活動との再会・再開(「ときめき」との再会・再開)の物語と解釈できそうです。仕事とか子育てとか介護とか色々な事情で同人活動(各々の「ときめき」的な活動)とも一旦離れざるを得ないことが多かったりなご時世、それでも、もう一回同人活動とかやってみんかい? という作品なので、ともすると「ときめき」とかから遠い場所に流されていってしまいがちな昨今、時代性も感じる作品なのです。

 これ、つまり僕も香澄×有咲SSとかで同人(的活動)復帰するっていうフラグの作品なの!?(視聴者各々の「星の鼓動」的活動の復元・再開でよい……)

→Blu-ray



→星の鼓動



→前回:『BanG Dream!(バンドリ!)』第1話〜第3話の感想へ
→次回:『BanG Dream!(バンドリ!)』第6話の感想へ
『BanG Dream!(バンドリ!)』の感想目次へ

【参考リンク:1】

2016年「アニメ作品」ベスト10〜過去の悲しい出来事を受け取り直し始める震災から五年後の想像力(ネタバレ注意)


【参考リンク:2】

『ラブライブ!』の感想
『けいおん!(!!)』の感想