townslightshyoushi

 相羽です。

 昨年夏に(ほぼ)毎日更新でWEB連載していた小説『こちら街アカリの復興部!』の「改稿版」を、改めてWEB連載中です。

 今回から新しく読んでくださる方はもちろん、昨年のヴァージョンから今回の改稿版はだいぶ変わってるので、もう一度読んでやるかという方も各々のタイミングで読んでやって頂けたら喜びます。「ノベラボ」様は(スマホからも)縦書きで読む仕様で、けっこう雰囲気がありますよ。

 昨日は……第31節/ファイナルバトル、開始 (4,961文字)をアップです。昨日は「青春・友情」5位、「総合(すべて)」43位ありがとうございます!

 この後も、毎週、月、水、金に一節ずつ更新の予定となります。

 小説『非幸福者同盟』ともども、こちらの方もよろしくお願いします。

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こちら街アカリの復興部!/ノベラボ


 以下、軽く去年公開していたヴァージョンと今回の「改稿版」の違いなどについてライナーノート。
・第31節/ファイナルバトル、開始

 →獅子堂の台詞と灯理の台詞が長い節。

 純粋なバトル作品ではないので、体と体のバトルになる前に言葉による応酬を入れている箇所です。「クーリッジ効果」について語る女子高生、僕はイイと思うんですけどね(笑)。

 ざっくりとは獅子堂は強者側の言述をふるい、では灯理は弱者側かというとそうではなくて強者と弱者両方ですね。ただ、直接描写してなくても灯理の方が思考の射程は広く設定してます。以前書きましたが灯理は「S市」小説シリーズ全体でもめっちゃ(本当の意味で)頭が良いキャラクターとして設定しているので。

 それと関連して、「S市」物語シリーズでは「理」を名前に持つキャラクターは特別な意味合いで出てきます。今の所弓村理子(『夢守教会』)、中谷理華(『妹の紋章』『非幸福者同盟』)、倉橋灯理(『こちら街アカリの復興部!』)の三人ですね。名字に何かしら「中間/二項対立の無化」を表す字がついてるのも共通だったりです。この項、また機会がありましたら……。

 大まかに強者が栄えれば世の中よくなっていくと言う獅子堂に対して、それも否定しないけど、それと目の前の真雪が苦しんでいるのを助けたいのは別のこと。悠未と灯理側は「この瞳にとまる……」の『るろうに剣心』の剣心イズムからの派生なのですね。本作第一章は『るろうに剣心』第一話と同じ構造になっていたりもします。『るろうに剣心』の第一話は歴史レベルでもとても素晴らしいので、めっちゃ研究したので。そういえば、本作の敵キャラの名前も「獅子堂」……「シシ●」ですね(笑)。

 終劇まで残り四節となります。

 「改稿版」、よろしくです!↓


こちら街アカリの復興部!/ノベラボ