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 相羽です。

 先日のイベント「復刻:鬼哭酔夢魔京羅生門ショート版」でゲットした霊基再臨(Lv上限突破)素材の相性との兼ね合いで。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 初の最終霊基再臨サーヴァントは謎のヒロインXさんに。

 う、うん。沖田さんもイシュタルさんも好きだけど、謎のヒロインXさんも好きだよ……。

 星5概念礼装「2030年の欠片」付きでアサシン枠に置いておくので、フレンドさんは使ってやってください。めっちゃスター出るよ〜。

 これでフレンドさんの山の翁さん(Lv90)とうちの謎のヒロインXさん(Lv90)で、ドラゴン(ライダークラス)殺し編成ができる。Xさんでクリティカルスターを獲得して翁さんが飛ぶ(クリティカル攻撃)感じだろうか。高難易度と噂の「第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロット」ですが、ライダークラスのボスキャラどんと来い。

 主戦力が沖田さんと謎のヒロインXさんなので、めっちゃクイック系の戦闘スタイルになってきました。クリティカルの鬼になっております。

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 現在「第六特異点」を進めておりますが、まずはプレイ日記の順番的に今回はメインクエスト「第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」の感想をば。
(ストーリーの感想、ここから。(ネタバレあり)/)

 アメリカ独立戦争の頃の「偽史」を舞台に、もし「アメリカ合衆国」という人類史上の超国家が成立しなかったとしたら? 的な視点が盛り込まれている本「第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」。

 アメリカという国が象徴になっていますが、主題的には前章「第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドン」終盤から出てきた「合理主義&消費文明」VS「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」との対立、そしてそこからの包摂……を扱ってるシナリオかな〜という印象を受けました。

 南北ならぬ東西で戦争をしている舞台背景なのですが、西の勢力がエジソン大統王率いる「合理主義&消費文明」的な軍勢で、東の勢力が「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」的なケルト神話オールスターズな軍勢、という構図です。

 主人公とマシュは第三勢力として両者を行ったり来たりしながら、最終的には所属的には改心したエジソンの側で最終戦におもむき、ケルト神話の貫入を阻止して「正史」の人類史、合理主義も消費文明も含めて「アメリカ合衆国」の成立を肯定する……というようなラスト。

 両サイドのどちらが正しいということは一概に言ってなくて、「合理主義&消費文明」サイド(西)も「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」サイド(東)もそれぞれに澱み、負の部分を抱えています。

 そんな両サイドの澱み、負の部分を「治療」する人として、本章のメインゲストサーヴァントはナイチンゲールさんだったのかな、と。西勢力のボスのエジソンさん、東勢力のボスのクーフーリン・オルタさんの(主に精神的な)負の部分、「病」をナイチンゲールさんが「治療」するというパートが印象的に入ります。

 題材は「戦争」の章でもあります。おそらくはアメリカって戦争国家だよねという含みもあり、けっこうアグレッシブなシナリオです。

 この「偽史」においても、人類はどうしようもなく「戦争」しています。物語縦軸のラスボスポジションの魔術王ソロモンさんの放った魔神柱:軍神ハルファスさんも、人間は「戦争」する生き物で、どうしようもないからそんな人類史焼き払った方が良いというようなことを言います。

 その言い分に対して、ナイチンゲールさんはこの世界から病気をなくしてみせるという「願い」を語りますし、エジソンさんだって「大量生産」は普通の人や弱者にも科学の恩恵がいきわたるように、「全員救済」を願っている人だったというポジションとして最終的には描かれていきます。

 そういう「戦争による破滅」VS「全員救済の『願い』」という最終構図なので、人類史を焼き払おうと大量の魔神柱が出現したところで、前章では敵側のボスの一人として登場してきた「電気(=消費文明の源のエネルギー)」の大本の偉人であるニコラ・テスラさんが召喚されて助っ人に現れて、エジソンさんと共闘するという展開は熱かったですよ。エジソンさんとニコラ・テスラさんは仲は悪いけど、人類史においてエネルギーの改革とその大量生産での普及という観点で「全員救済」を願ったのは、同じだったのだという。問題はあるだろう。「戦争」もしてしまうだろう。でも、この「歴史」を「人類」をなかったことにしようとは思わない。

 この「全員救済」の願いは、『Fate/stay night』の衛宮士郎の(衛宮切嗣から継いだ)「理想」でもあります。戦うこととは違う形でこの「理想」を願った人間(ナイチンゲールさん、エジソンさん、ニコラ・テスラさんなど)たちが描かれる本作は、本当(テーマ的に)『Fate』の続編という感じ。奈須きのこ氏が各種インタビューで述べている通り、『Fate』は「願いの物語」ですからね……。

 あと、このニコラ・テスラさんもそうだけど、今まで各章の「特異点」(=「偽史」)は儚い仮構的なものでしかない……という点に焦点があたってるシナリオだったので、エリザベートさんとかネロさんと時代を超えてまた「偽史」で再会するという展開は熱いし嬉しかった。しかもこの二人なんか仲良いしね。時空を超えて輪廻する「偽史」で再会する、表面的には反目する二人が、深い部分ではお互いの尊厳へ共鳴しているという。ええと、これ壮大なスケールの百合っていう解釈でいいのだろうか(え)。

 というか、こ、これ。絶対これまでの「偽史」で出会ったサーヴァントたちが最後助っ人に来てくれる展開のフラグじゃん! うんうん。やっぱり『FGO』は『仮面ライダーディケイド(感想)』っぽい物語なんだね!

(/ストーリーの感想、ここまで。)

 現在「第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロット」を進め中ですが、噂にたがわぬ高難易度っぷりです。最初からスフィンクスさんが強い。デカい!

 しかし、イベント「復刻:鬼哭酔夢魔京羅生門ショート版」で強化した我が部隊。

 フレンドのノウライトさん(Twitter)からマーリンさん(Lv90)を借りてきて色々強化する→沖田さんか謎のヒロインXさんでスターを獲得しまくる→ヴラド三世さん(バーサーカー)で(クリティカル攻撃で)殴る……でだいたい何とかなってます。

 ついにメインクエストで田中美海さん演じるニトクリスさんにも出会いました。そこはかとない「うんめぇにゃ」的キャラづけ。実波さん(『Wake Up, Girls!』)にしてハナさん(『ハナヤマタ』)か。最近はFGO廃人みたいになってる(え)田中美海さんですが、仙台のアニメイトでのイベントの時近くで拝見したりもできたので積極的に応援していきたい。

→田中美海さん

田中美海写真集 らすとてぃーんさまー
尾形 正茂
学研パブリッシング
2015-08-25


→ナイチンゲール

看護覚え書―看護であること看護でないこと
フロレンス ナイチンゲール
現代社
2011-01


→前回:FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
→次回:FGO感想・プレイ日記12へ〜イベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」の準備をしていた頃(ネタバレ注意)
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『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)
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