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昨日(14日)から開始のイベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」に参加中。
ランサー枠の強いサーヴァントがいないのが課題だったので、とりあえずヴラド三世〔EXTRA〕さん(ランサー)を育てたりしておりました。

(画像は『Fate/Grand Order』より引用)
オッサン率が高いパーティになってきました。オッサン率というよりヴラド三世率が高い。パーティ主力に(バーサーカーの方もいるので)二人いるってどういうこと!? フレンドさんからも一人借りてきてヴラド三世編成とかできちゃうよ!
TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓
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とはいえ、これで星4ヴラド三世〔EXTRA〕さんでランサー枠がまあまあになり、あとは今回のイベントで坂田金時さん(ライダー)をゲットできれば、課題だったランサー枠とライダー枠の弱点はかなりの程度補強できそうなのでした。
さてさて、今回のイベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」ですが……
次いで、自戦力の霊基再臨(Lv上限開放)素材を優先的にゲットしておきたいというのがあります。
そうなると、僕的に優先順位が高い「無限の歯車」(沖田総司さん用)と「蛇の宝玉」(ゴルゴーンさん用)って、交換できるの「錦の判物」なんだよな〜。一方で、現在持ってるドロップ率アップ礼装は「竜宮珊瑚」の獲得数をアップさせる「秘剣・雉子返し」の方だと。
「錦の判物」の獲得数をアップさせる礼装「忠犬待ったなし」をゲットしたいところなのですが、うーむ、呼符とかまで使うかはちょっと様子見中です。
現在の最初の討伐戦のボスキャラ風越丸さん。噂のエウリュアレさんの男性特攻宝具をいきなりブツけてみましたが、現在の僕の状況だと5万ダメージほど。
既にまあまあ凄いですが、噂の百万ダメージ超えとかは色々強化する状況を整えた上で、かつ相手がセイバークラスの第二戦・技喰丸の時って感じなのかな(エウリュアレさんはアーチャークラス)。
逆に、風越丸さんは迅犬豆でQuickカードの減衰効果を相殺すれば、沖田さんのスター&クリティカル攻撃でかなりダメージ与えられる感じ。
まあ、初日の感想なので、色々これから試してみよう……。
(イベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」のストーリーの感想、ここから。(ネタバレあり)/)
まだ初日開放のストーリー部分を読み進めただけという段階ですが、このイベント空間「鬼ヶ島」の成立に関する考察の途上で、ロマンさんがいわゆる「国産み神話」に言及していたのが興味深かったです。
日本という(島)国の成立について、矛や柱が出てくる神話についてロマンさんが少しだけ語っているのですが、これは基本的には『古事記』です。
イザナギノミコト、イザナミノミコトの二人の神様が、高天原の神々からの命を受けて沼矛あるいは逆鉾という槍のような武器をまだ固まってない海の中に刺して、かき廻し、それを引き上げた時に矛の先から滴り落ちた塩が積もって島になったのがオノコロ島。その島が天之御柱で、日本の起源……みたいな(ざっくりとは)話です。
「柱」モチーフで、FGOの敵ポジションである魔神柱と対比させてるのか? とか、色々な読み解きができそうですが、ここで興味深いのは、同系統の建国神話が古ゲルマン神話にみられるということです。
ゲルマン神話は『FGO』の既に出てきてるサーヴァントだとジークフリートさんとかが関係しますが、北欧神話とかギリシャ神話とかとも関係し合っていたりで、大まかにはFGOというかTYPE-MOONワールドで重要な「欧州の神話」とざっくりととらえてみましょう。
すると、日本の神話と欧州の神話の建国物語に類似性があることが、『FGO』的にどう興味深いかというと、両者の共通点は「王」を遡っていくと神様まで辿り着いてしまうということです。
若干センシティブな話になってしまう可能性もありますが、日本の皇室の系図はどんどんさかのぼると神武天皇にいたり、そこから先は神様になります。その祖母が天照大神(アマテラスオオミカミ)で、その両親はイザナギ、イザナミの二人の神様です。現代と神話の世界に連続性があるのが日本なのですね。
で、『FGO』、TYPE-MOON、奈須きのこ作品的に重要なイギリスという国ですが、古代イギリスのノーサンブリヤ王朝とかウェスト・サクソン王朝はやはり、系図が途中から神様になってしまうのですね。
一方で、『FGO』では敵役ポジションのソロモン王方面は、こちらも若干センシティブな話になってしまうかもですが、まあ新約聖書のマタイ伝あたりの話が中心となるかと思います。こちらのアブラハムの系図は、アブラハム〜ダビデ王〜ソロモン王〜そしてキリストという系図なのですが、先祖を遡るとアダムとイヴで人間までで、神様にまでは遡らないのですね。
「王」という概念が重要だったりする『FGO』、TYPE-MOON、奈須きのこワールド。
建国の王が神様まで遡れる古代日本&古代イギリス―建国の王は神様までは繋がらないソロモン王方面
この「対照」はひとつ『FGO』の物語構造にあるのかもな、と。
ちょうど、「第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドン」および「第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」辺りから、『FGO』の物語構造には、
「合理主義&消費文明」VS「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」
……との対立、そしてそこからの包摂というものがありそうだというのが見えてきていたと思います。
つまり、この二つ、簡易な言葉でいえば「現代」と「神話」が繋がったり相互貫入してる状態を『FGO』では肯定的に捉えたくて、そういうテーゼをそこはかとなく伝えてるのが、『FGO』内の日本の神話と欧州の神話の建国物語の話がちょろっと出てくる箇所なのかな、と。
そう思うと今回のイベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」もギャグチックではありますが、「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」が顕現してしまって、それと現代(主人公やマシュ、カルデア)が繋がるって構図なのですよね。
となると、そこまでは深読みと思われるかもしれませんが、「合理主義&消費文明」側の象徴的なバイクに乗ってる、「神話、伝承、伝説など(ある意味非合理的なもの)」の象徴的な坂田金時さんライダーがメインゲストサーヴァントというのは、その二つの相互貫入や包摂を模索するメインストーリーのテーマと連動している、技ありの表現なのかもしれないと思ったりしたのでした。
(/ストーリーの感想、ここまで。)
上記の話、特に僕が発見して言い出したことではなく、物語論方面とかでは有名な話です。
いくつか有名な書籍がありますが、日本の神話と古ゲルマン神話の類似性の話とかは、読みやすいのだと渡部昇一氏(この前お亡くなりになってしまわれましたが:この場を借りて黙祷……)のこの辺りがとっつきやすいかもです。(電子書籍版ですが:僕が持ってるのは前の版の紙の本)↓
渡部昇一氏の書籍はちょっと極端だなと思う話も多いですが(まだ右とか左の対立で社会とかを捉えることに意味があった時代の右側よりの話とか多い)、神話とか物語論の辺りの話はかなり興味深いです。
そう、『FGO』に接続するなら、日本のサーヴァントは現在のところまずは平安時代くらいまでの英霊なのですが、さらにさかのぼると? みたいな話なのですね。そこに、ソロモン王までまずは遡ってる敵ポジションサイドとの対照がみてとれたりする面白さがあったりするという。
・霧生さんのアレぐだファンアートにツイート引用張らせて頂きます↓
アレキサンダー君がめっちゃカッコいい。FGO、セーラー服礼装のぐだ子ちゃんとアレキサンダーくん(アレぐだ♀) pic.twitter.com/S4owGaJWXb
— 霧生実奈@三日目ペ53b (@kirinama) 2017年6月13日
・あめとさんのタマモキャットさんファンアートにもツイート引用張らせて頂きます↓
かわいい。『ご主人お帰りなのだ!』サンクリ用タマモキャットです(○>ω<○)#FGO #タマモキャット #pixiv pixiv→https://t.co/hR8NTDkBYM pic.twitter.com/3S6HtIh6fW
— あめとゆき*6月サンクリ【J46a】 (@ameto_y) 2017年6月13日
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→前回:FGO感想・プレイ日記12〜イベント「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」の準備をしていた頃(ネタバレ注意)
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→FGO感想・プレイ日記1〜序章:特異点F A.D.2004―炎上汚染都市冬木クリアまで(ネタバレ注意)
→FGO感想・プレイ日記5〜第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアンラストまで(ネタバレ注意)
→FGO感想・プレイ日記7〜第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテムラストまで(ネタバレ注意)
→FGO感想・プレイ日記9〜第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノスラストまで(ネタバレ注意)
→FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
→FGO感想・プレイ日記11〜第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムラストまで(ネタバレ注意)
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