久しぶりに、英語の話題をば。
まずこちらの6月4日更新分の記事、わりと、いやものすご〜く必読な感じです。↓
●AI時代には英語学習がますます重要になる3つの理由| 藤沢数希(特別寄稿)/サウスピーク
藤沢数希氏の文章は他のジャンルに関しては個人的に七割くらい賛成できない感じですが(苦笑い←思想・信条の違いというより科学哲学の解釈の違いだったりです……)、今回のこの英語に関する文章は、多くの日本の人に読んでもらう意味があるな、と思っています。
なので、上の記事、是非読んでみてください。
ただ、僕も長年専門がら、生成文法的なアプローチから認知意味論的なアプローチ、近年話題のディープラーニングの系統と、機械翻訳の技術に関しては追っておりますが、藤沢数希氏の見解につけ加えておきたい部分もあります。
記事中では「コンピュータは言葉の意味を理解することができない 〜機械翻訳の限界」となっておりますが、向こう五年くらいはその通りだろうけれど、十年後になってくるともう分からない、くらいの感覚を僕個人は持っています。それくらい、今、このジャンルはまさに指数関数的上昇曲線に入ろうとしているのか? という感じです。
たとえばレイ・カーツワイル氏が予測してるプレ・シンギュラリティ(ざっくりとはコンピュータがペタスケールからエクサスケールになる)の時期は2025年くらいですが、予測が当たるのかどうかの話とかは置いておいて、実際その頃になると、機械翻訳の精度、どうかなと。
で、けっこうな未来はそういう壮大な感じになっていくかもしれなくても、逆説的に、ここ五年くらい、というか2018年〜2025年くらいは、めっちゃ英語が大事になるということだと思うのですよ。その点は上の藤沢数希氏の文章と同じ捉え方を僕もしております。特に「機械翻訳で英語中心主義が加速 〜ハブアンドスポーク型になる多言語翻訳」の部分と「機械翻訳はもともと英語ができる人の力を拡張する 〜ITは格差を拡大させる」の部分ですね。英語ができる度合いが、そのまま最新のIT技術の恩恵を受けられる度合いとリンクしている時期なので、これはもう、そうなってしまうのはしょうがない話が「現実として」はあると思っています。
「現実」はこうだ、という話に対して、僕なんかは、うーむ、この過渡期をみんなで何とか乗り切っていけるように、格差の下の方への(英語リソース・ITリソースの)再分配的な何かも考えて実施していかなきゃならないんじゃないかとも思いますが、そういう話も、まずは自分がある程度英語力とそれと連動するIT技術を使いこなす力を持っていないとできることは限られます。なので、本当、英語にまだ不安があるという方は、この2017年、2018年くらいでやっておくと、その後10年くらいが変わってくると思っております。
ここで一気に文化的、僕の趣味的、うちのブログ的話になりますが、京都アニメーション様の最新TVアニメーションシリーズ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン(公式サイト)』の放映が2018年からで、世界同時配信がアナウンスされております。世界各地でのイベントも既にいくつか告知されております。
個人的に、この流れにだいぶ育ってきた僕の漫画・アニメ系英語Facebookページなどを絡めながら乗っていきたいと思っていて、僕本人も、(大まかには「喜び」を動機として)2018年から英語で『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とかこれまでの京都アニメーション作品の話とか、もっといって物語論・神話・伝承・文化・言葉とかの話とか書いていこうかと思ってたりなのです。
2018年から放映開始なので、今からなら、まだ半年くらい英語をレベルアップさせる時間があるんですよ。どうですか。この波、いっしょに乗ってみませんか?
僕本体は今でも近所の学習塾で英語を教える活動(というか仕事というか)を続けてるのですが、またWEB向けにも何か英語のレベルアップコンテンツ、届けて行こうかなとも思っています。
前回、僕のメール英語講座の募集をしたのは2016年1月だったのですが、そこからの一年半で僕の英語を教える力もさらに進化しておりまして、これ、この2017年後半〜2018年くらいはタイミングかもな、ともちょっと思ってたりなのです。
世界の方が進化していて、語学学習ツールとかそういうので、もっとイイのが出てきている、というのもあります。(←まさに、上の記事のITを使いこなせるかどうかという話ですね)
現在の僕の講師としての力だと、現在はたとえば十か月くらい、週一でマンツーマンで指導できれば、中学・高校の英語文法があやふやだったくらいから始まった生徒さんが、センター英語レベルは余裕くらいまではレベルアップさせてあげられる感じなのですが。
ただ、仙台でこれ以上リアルでの生徒さんを増やすのは難しいので、やっぱりWEB版の英語トレーニング的な何か、やってみようかなと。
今のところ、僕の英語学習講座の基本になってるのは、基礎〜中級編としての「表現者のための英語再学習」。上級編としての「コミュニケーションのために知っておきたい「言葉」の基礎知識」というメール講座です。
こちら、2016年1月以来窓口を開いてなかったのですが(募集ページも現在は消失中)、こういった流れもあり、近々再販の窓口を開こうかな〜と思ってたりです。まさに、藤沢数希氏が書いてたところの「日本で受験勉強をすると、単語を並べ替えて正しい文章を作ったり、文法ミスを訂正するような問題を何度も解くことになる。こんなものは入試のための問題であり、意味が無いのではないか、と思われていたが、Google翻訳のような最新のテクノロジーが進化した結果、一周回って意外と実践的な教育だった、というのは新鮮な驚きである。」の需要に応える英語講座こそが、コレなんで。
あとは、
・最新の英単語暗記術
・今後、日本の英語教育に四技能試験が導入されて(←詳しくはまた改めてどこかのタイミングで触れるかもです)、日本人の英語をめぐる環境はどうなっていくの?
辺りのトピックの、書き下しのテキストとか付けてですか。
ちょっと、英語学習関係も少し動いてみようかと考え始めてますので、いよいよ英語をと考えている方は、ちょっと僕のこっち方面の活動の情報も追っておいて頂けたらと思います〜。