相羽です。

 私事で恐縮ですが、今週末に仙台にやってくる人たちがいます。


 ノウライトさん(Twitter)と、

 りとるさん(Twitter)と、

 ゆるゆりガチ勢先輩さん(Twitterやってない)


 です。

 (ほぼ)毎年やって来る三人なのですが、そういえば去年、ゆるゆり先輩に言われたのでした。


ゆるゆり先輩:「あやねる……イイっスよ……」


 仕事と介護で現実に疲れていた僕に、まるで実存の悩みを持った青年にフィリップ・K・ディックの小説を薦めるような感じで、ゆるゆり先輩は言ったのです。

 しかし、僕はといえばゆるゆり先輩のことはドン無視して、去年はあやねるさん(佐倉綾音さん)が出演されている作品を(たぶん)観ておりませんでした。

 これでは、ゆるゆり先輩にあわせる顔がない……。

 そんな僕のもとに、一昨日、Twitterでノウライトさんから一報が入ります。

 なる、ほど……。思い立ったが吉日。ちょうど録画もしていたし、観てみよう。

 事前情報が何もないですが、5分の1であやねるさんらしいということだけを心にとどめて、あえて公式サイトとかも何も見ないでアニメ『五等分の花嫁』の第1話を観てみることにしたのでした。
 内容は……というと、どうやら男主人公にヒロイン5人という、(良い意味で)ストレートに男性向けの作品のようです。

 しかもヒロインは5つ子。この中の誰かと主人公は結婚する……という「謎でワクワク要素」もある作品のようです。

 次々と、ヒロインたちが男主人公の前に登場してきます。


 中野五月(なかのいつき)さん

 最初に登場してくる、メインヒロイン格っぽい五女。

 可愛いです。僕の直感では30あやねるくらい。

 『FGO』で武蔵ちゃん(あやねるさんボイス)は(ほぼ)毎日使ってますから、あやねるさんの声を知らないわけではありません。

 しかし、僕には声優さん絶対音感がないので(やってくる3人はけっこうある)、素で声を聴いてもどのヒロインがあやねるさんかは分からないのです。


 中野一花(なかのいちか)さん

 お姉さん系の長女。

 可愛いです。僕の直感では80あやねるくらい。ははぁ、さてはこの子があやねるさんですね……。

 部屋が乱雑です。コンマリさんが必要そうなお姉さんです。


 中野四葉(なかのよつば)さん

 おバカ系元気系の四女。

 可愛いです。僕の直感では40あやねるくらい。

 どうでもイイですが、個人的に現実で学生に勉強を教える仕事もちょくちょくやってるので、勉強できない女子が出てくると、けっこう真顔になってしまいます。

 この辺りは、現実で本当に野球やってる人が、ファンタジーとしての野球漫画を読む……くらいの距離感で視聴していくことにします。このレベルで(0点)分かってないと、小学校・中学校の範囲からやり直さないとダメでしょ……。


 中野三玖(なかのみく)さん

 クール系の三女。

 可愛いです。僕の直感では60あやねるくらい。

 わりと、第一話時点では五つ子の中でまともに話せる方の人です。こういうキャラクター配置、さては作者さんはゼロ年代のギャルゲーで慣らしたクチだな!?


 中野二乃(なかのにの)さん

 料理が得意な次女。

 可愛いです。僕の直感では40あやねるくらい。

 妹のジャージを着てたりします。こ……これは……萌えシチェーションとみせて、彼女が五つ子の中でも家族愛(姉妹愛)が強いという表現にもなっている……。作者さん、さてはできる人ですね!?


 第1話は、主人公がこれら五つ子ヒロインの家庭教師をすることになるいきさつまでを描いたお話でありました。

 ヒロインの魅力紹介パートがメインなあたり、キャラクタービジネスが年頭に置かれてる昨今のアニメ作品的にオーソドックスな作りという印象です。

 さて、面白かったのですが、困ったことに誰が主人公と結婚するのかも全然分からなければ(伏線とか、あるの?)、誰があやねるさんかも全然分かりませんでした。

 一番可愛かったのは長女のいちかさんですが、かといってあやねるさんであるということとの相関は微妙です。

 公式サイトで調べる前に、とりあえずツイートしてみました。

 次にブラウザで公式サイトを開く前に、早くもレスが。

 Twitter、こういうのは速いです。

 テリー・ライスさん……はてなダイアリーがサービス停止するのにともなってはてなブログに移行したので、うちの『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想からのリンクも張り直しておかないと……。

 みんな、なんでそんなにあやねるさん事情に詳しいの……。

 というわけで、あやねるさん演じるキャラクターは四女の四葉さん。100あやねる! ふぇぇ、武蔵ちゃんとはまた違うタイプの声の演技ですのぅ。

 ちなみに、僕が一番可愛いと思った長女の一花お姉さんは花澤香菜さんでありました。エース・オブ・エース。さすがでありました。というか、(ようやっと)公式サイト観てみたら、この作品声優陣に力入れ過ぎでは……。


アニメ『五等分の花嫁』公式サイト


 最後に、ここでようやっとあやねるさんのWikipediaを開いてみたのですが、演じておられるキャラクターに『Charlotte(シャーロット)』のヒロインの友利奈緒(ともりなお)さんがあるのにはじめて気づく。

 ふええ、『Charlotte(シャーロット)』は全話感想書いたりしてましたよ。


参考:Charlotte(シャーロット)感想


 ヒロインが可愛いとか書いてたヨ。あやねるさん認識がないまま全話完走していた……。

 個人的な話になりますが、声優さんへの熱は第一次ピークは2004年くらいで、植田佳奈さん、池澤春菜さん、能登麻美子さん。これは、『マリア様がみてる』の声優さんたちでした。

 声優さんのWEBラジオとか熱心にチェックしていたのはこの頃ですね……。


参考:『マリア様がみてる』の感想(別ブログ)


 第0次ピークの90年代の林原めぐみさんとかを別枠とすれば、

 第二次ピークは2010年くらいで、豊崎愛生さんや竹達彩菜さん。これはまあ、『けいおん!』の声優さんたちですね。


参考:『けいおん!』の感想


 っていうか、ノウライトさんとりとるさんとゆるゆりガチ勢先輩さんは、学生時代部活でロボット作ってたりした先輩後輩で、卒業後一旦疎遠になったあと『けいおん!』のライブで再会し、その後はちょくちょく一緒に(オタク方面活動で)遊んでてたまに仙台にまで来てくれるという、小説の題材にでもなりそうな人たちだったりします。

 おじさんが活躍する小説書きたいですネ。

 現在の僕は、第三次ピークこないかと、推しを探して彷徨ってる状況です。

 すかさず自分はどのキャラクター派とか語り出すあたりに、オタクのまま大人になってしまったおじさんたちの悲哀が漂います。一女さんイイじゃん!

 連帯の旗がもはやあやねるさんしかないことに虚しさを感じながらも、それでも今週末に僕らはあやねるさんを称えながら飲むのでありましょう。

 何故なら、それだけが僕らに残された、反社会活動なのだから。


参考:気を抜くと効率性を求められがちな世界にガンプラを作って反逆する。


 一月の雪降る仙台の夜(の飲み屋)はネットから隔絶されたアジール。

 『けいおん!』で再会した僕らが何を語るのかも、『五等分の花嫁』で誰が主人公と結婚するのかも分からないまま、こうして2019年は始まってゆくのであった……。