190129enty

 微かに、香りがする。

 そういう、ものなの?

 カトリックとは違う慰霊のカタチ。違う文化。

 私は、香の匂いに誘われていく。

 知っている。

 甘く、儚い香り。

 この香りをもつ花の名前を知っている。


――桜。


 ええ。日本の、有名な花だわ。

 でも。どうして?

 私は?

 意識の半分が幽玄の世界へと導かれた状態で。

 墓標に視線をおとす。

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 相羽です。

 連載をしておりました、新作異世界ファンタジーSF長編小説、


 『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』


 本日(29日)は、


 「裏エピローグ」&「裏・裏エピローグ」


 を更新です。


 ノギクという「主人公」の正体と。

 喪われた「たましい」に対する祈りについて。

 これにて完結となります。

 改稿前に京アニさんに送ったところは前回更新分までで(こちらを「表エピローグ」と呼称)、本日更新箇所は投稿時はカットした「裏エピローグ」部分ですね。今回は公開しちゃいます〜。

 投稿前に色々読んで頂いていた丁稚さんにも見せてない、エエッ、そういう話だったの、的な部分ですw

 とりあえず、また一つ物語作品を完結までリリースできて、今は少しホっとしておりますヨ……。

 お読み頂いて、ありがとうございました! 感想とか聞かせてね〜。


 ↓


『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』/カクヨム


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