相羽です。

 仙台在住の謎のブロガー、「ねざめ堂」の丁稚さんがまたグレイトな映画記事を書いておられました。↓


『ハウンター』感想:抑圧の連鎖と、その終焉/ねざめ堂


 学生の時同級生にすごい聡明な女子がいて『キューブ』について熱く語ってたのを思い出したりしながら読んでました。

 『キューブ』がヴィンチェンゾ・ナタリ監督の映画だってこの記事を読むまで意識しなかったなぁ。

 その女子に、僕は「ニーチェってヤバいよね」とか(僕が)背伸びして返してましたねw

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 先日リリースされた、僕が「マンガタリ」様で書かせて頂いた『ちかのこ』の記事がけっこう好評のようでありがたいです。

 またらぐほのえりか先生(Twitter)にRTして頂いたこともあり(ありがとうございます!)、めっちゃ読んで頂けております。

 『ちかのこ』はイイぞ……。

ちかのこ 1 (E★2コミックス)
らぐほのえりか
廣済堂出版
2018-03-10


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 一週間弱ほど、母親が腰が痛い、麻痺側の右側の足が硬直しがちになってしまうということで、様子を見ていました。
 15年弱の介護生活でわりと何度かあった症状なので、痛みとか硬直の波がきてる時はやり過ごしたりしつつ。心理的な部分も関係してると思われるので、心のこわばりが取れる感じの言葉をかけたりしつつ。

 週一回作業療法士さんに来て頂いてるのですが、こわばって硬直状態になった時に、波が通り過ぎるのを待つのに良い姿勢とか教えて頂いたりしました。ざっくりとは寝てる時になっちゃったら膝の下に何か入れて、足を無理に伸ばそうとせずに待つ(落ち着いてくると自然と足は伸びてくるのでした)、座ってる時になったら右足(麻痺側の足)の親指側から少しほぐす、など。

 作業療法士さんとしてもある程度よく見かける症状らしく、さすがに詳しいです。プロです。普通のお姉さんに見えるのですが腕が確かでありがたいです。仙台には隠れ達人みたいな人がけっこういてありがたいですね。

 昨日、今日あたりで痛かったり硬直したりの症状は一区切りした感じに。(痛みや硬直の)波がきてる時期を適切にやり過ごせると、わりとケロっとしてるのが不思議でもあり、でも今までもこんな感じだったよなと。

 最近、心身に関して「波」というものを意識したりします。

 何らかの不調の波がきてる時は、パワーで対抗するというより適切にやり過ごす感じ。自分事だと調子がイマイチの波がきちゃってる時は、無理に意志力(最近は有限のものだと言われたりしております)を使って何かやろうとしたりせず、休んでやり過ごしたり。

 昔はパワーで対抗しようとしたりしてたのですが、あっちから強い波がきてるのに、身一つで逆行しようとするのは徒労なことが多く。この辺りは歳を重ねるうちに学びました。

 逆に、何か行動をする時は、身体の調子、タイミング、運などの良い感じの方の波がきてる時に、自然に乗る感じです。力を抜いた状態でもけっこう進めたりします。

 そう、「力を抜く」ですね。

 今回の母親の足のこわばりや硬直も、力を入れて無理やり押さえこもうみたいなのはあんまり上手くいかなくて、母親本体が心と体で力を抜いてくれれば、スっと普通になったりします。

 学びになります。力を抜いた方が、トータルでは調和する(?)的な、何かの極意的な感じ。

 力がほどよく抜けるのを、どう手伝うか、ということを志向しながら、かける言葉、呼吸、タイミング、そして波のようなものを意識したりするので、とても学びになるのでした。

 学生時代柔道をやってた頃に、表面的に学んではいたことを思い出し直したりもしています。

 現役の時は、パワーで何らかの形で寝技に持ち込んで押さえこみとかで勝つみたいな戦い方をしていたのですが、これは今振り返るとパワー押しでしたw

 そうじゃなくて、当時の先生的な人とかが仰ってた、相手の力を使う、力の流れに合わせる的な、いわゆる「柔よく剛を制す」的な話は、最近ようやくちょっと、本当にちょっと分かってきました。

 さっきの波の話だと、パワーでやってきた波をこちらが力を抜いてやり過ごしたり、波の戻りに合わせて少しの力をかけることで自然に効果を発揮したり。

 奥が深い世界だったのでした。概念としては介護とか言語の療法にも通じる部分があると感じており、色々と深めていけたらな〜と思っている部分なのでした。

 力が抜けるのを手伝うというのは、常日頃から言ってる余裕をつくっていくという、僕の個人的なテーマとも方向性があってる感じもしますしね〜。