考える、というより、自然と頭に降りてくるのを「何だろう?」と眺めている感じ。
当時の旧実家の畳の部屋を一人でぐるぐる回りながら、色々と「お話」を考えていたのを覚えている。
当時考えていた物語群の主人公のキャラクター名とかも、今でも当然覚えている。
2004年12月24日以来、けっこうな数の小説を公開してきましたが、その子供の頃に考えていた一番初期の物語はまだ書いていない。
『妹の紋章』『非幸福者同盟』『こちら街アカリの復興部!』『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』『橋姫影物語』は、震災の後に頭に降りてきた作品群。
震災後は、何らかのエネルギー的なもの? があったのか、これらの作品は何か強い力で降りてきて、書かなきゃ! と思って、今ようやっと一区切り書き終わるところです。(『非幸福者同盟』が、あと4節公開で完結となります。)
今書いている『非幸福者同盟』の次の作品の設定は、20歳くらいに考えていたものがけっこう採用されています。当時住んでいた関東圏、まあつくばですが、狭い宿舎の中で降りてきた物語の断片を紙のノートにメモしていたのを覚えている。
漫画で表現することを考えた時期(2009年〜2010年くらい)もありましたが、今はやっぱり小説という表現形式が僕には合ってるかなと感じております(今後変わる可能性はありますが)。けっこう、すらすらと書ける感じです。
中学校の頃は、同級生の弟に「鉄人シリーズ」というお話群を封筒か何かで送っていて(今思うと、主人公の「鉄人」が無敵な感じで活躍する、今でいう「無双」チックなお話でした。)、けっこう好評だったのですが(笑)、同級生も弟さんも元気にしているのだろうか。
今日、仙台は雪で、窓から外の景色を見て感じた連想なのですが。子供の頃からの頭の中にコンコンと物語が降りてくる心象は、何となく、仙台の雪が静かに降っている風景と重なるかもなぁ、などと、思ったりもしたのでした。