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 相羽です。

 『FGO』は現在、期間限定イベント「アキハバラ・エクスプロージョン! 〜願いの街と愛を刻まれた彫像たち〜」が開催中です。

 ピグマリオン王とガラテアさんの関係の愛が、僕らと二次元キャラクターの間にはあるのかが試されるイベントです(え)

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記などです。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 そして、

 ガラテアさんきたー。




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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)


 ぎゅーん。

 そんな感じで、現在ガラテアさん激推し中。

 スキルMAXにして、聖杯も使ったよ。

 今回はイベント「アキハバラ・エクスプロージョン! 〜願いの街と愛を刻まれた彫像たち〜」のストーリー感想です。

 ネタバレ注意です。
(以下、イベント「アキハバラ・エクスプロージョン! 〜願いの街と愛を刻まれた彫像たち〜」のネタバレあり/)

 今回のイベントシナリオでは「自分自身の本質や起源に囚われすぎない『大らかさ』」が描かれていました。

 自分自身の『本質』や『起源』は、奈須きのこ氏の作品的には、逃れられないその人自身の特性として、これまでシリアスな題材としても扱われておりました。

 『空の境界』の両儀式は、「殺人」が己の「本質」・「起源」なので(『物語』の終盤では、もうちょっとギミックが明かされるのですが)、社会通念というか「世界」と相克してしまって、そのアンビバレント性が『空の境界』という物語の動力になっていたりします。


参考:当ブログの『劇場版 空の境界』感想の目次


 自分が自分であること。自分が自分自身である限り逃れられないこの「本質」・「起源」といった事項に関して、

 今回のシナリオでは「自同律」を揺さぶることで、「ゆるやかオッケー」の境地へと導いていきます。

 なんか、自分自身の本質とか起源に関して、もうちょっと「大らか」に構えていてもイイのかも? くらいの感じになっていきます。


「自同律」:ざっくりとは、自分が自分であること。


 二人のガラテア(街で出会った方と、「造形王」)。

 二人のネロ(カルデアのネロ・クラウディウスと、秋葉ねろ)。

 こういう、必ずしも自分自身が一人ではない……という世界観を描くことで、「自同律=自分が自分であること」への固執を解きほぐしていく感じのシナリオなのですね。

 「自同律」が強いと自分自身の「本質」や「起源」は大問題ですが(この一人しかいない自分自身が全存在をかけて全うしなきゃ感が出てくるので)、「自同律」がゆるやかだと、まあ、今回の自分はこんな感じで、別な自分はあんな感じかもな……くらいの「大らかさ」が出てきます。

 今回のシナリオの終盤の、ガラテアさんのベース、いわば「起源」的な部分にはアフロディーテがあるんだけど、ま、それはそれとして、いっか、みたいな「ゆるやかオッケー感」は、自身の「起源」に悩み抜く『空の境界』などとはある意味対照的な方向での良さがあったと思います。

 「自同律」をゆるやかにすることで新たな世界観を描こうとしているのは、近年の作品だと『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』と同じですね。↓


参考:少女☆歌劇 レヴュースタァライト最終回の感想〜愛城華恋と再生産(ネタバレ注意)


 今回のシナリオで、さらにたいへんに「自同律」がゆるやかで、大らかオッケー感を感じた場面は、アストルフォとマンドリカルドさんの会話のシーンです。


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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)


マンドリカルド
「あのさ、同じテーブルについといて何だけど……俺たち、元々敵同士じゃなかったか?」

アストルフォ
「ローランとかブランちゃんとかはそうかもねー。でもまあ、いいじゃん。一回、ボクたち死んだんだし。リセットリセット。」

マンドリカルド
「最早陽キャラとかそういうのを通り越して、恐ろしいっすね!?」


(『Fate/Grand Order』「アキハバラ・エクスプロージョン! 〜願いの街と愛を刻まれた彫像たち〜」より)

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 「本質」・「起源」的には、アストルフォとマンドリカルドは敵同士ということになるのですが。

 『FGO』の現在地点は、違うアストルフォとかもいるし、という「自同律」がゆるやかな世界観なので、アストルフォはそこまで自分自身の「本質」や「起源」に固執してないような印象を受けます。

 前世はノーカン。

 このシーンは多くの創作物の中でも、『ドラゴンボール』の「悟空がゆるやかナチュラルに戦闘服を着ちゃう」……のシーンくらい僕にとって好きなシーンとなりました。


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(『ドラゴンボール』32巻 鳥山明/集英社 より引用)

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 ピッコロがまだ「境界」にこだわって戦闘服を着るのを拒否してる一方で、悟空の方はナチュラルに「境界」を無効化していて、戦闘服を素で着ちゃいます。


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(『ドラゴンボール』32巻 鳥山明/集英社 より引用)

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 それでいて、自分が戦闘服を着るからといってピッコロにも着るように強要するようなこともしません。まだ「境界」にこだわってしまうピッコロの態度自体にもオッケーを出してるという、本当に「大らかな」場面だと思います。


参考:ドラゴンボールは「同族殺し」に囚われた者達を悟空が自由にしていく話であると考察してみる/マンガフル


 この時のアストルフォとマンドリカルドは、村正さんや武蔵ちゃんの宝具で「宿業」から解放された状態とでも言えたりするのでしょうか。

 こういった、今回の生は「本質」や「起源」とはまた違う、それなりの喜びや学びがある感じかもさ……的な感覚は。

 今回の人生は「番外案件」的なものかもしれない……という「大らか」な人生観とも言えるかもしれません。

 今回のシナリオでは宇津見エリセも大活躍するのですが。

 エリセが中心的登場人物だった「『Fate/Requiem』盤上遊戯黙示録」」では、「きみたちが守るのは、もっと大きなものでしょ! 早く帰って、その務めを果たさなきゃ!」というエリセに「脇道、寄り道、番外案件(イベント)は慣れてるからね」とぐだ男くん/ぐだ子さんが返すシーンがとても好きです。

 「番外案件」が多い人生だったとして。

 本筋のストーリーが進まないのは困る……というのは一見正論ですが、考え始めるとけっこう深いですよね。

 「番外案件」を十分に楽しみました! というのもけっこう充実した人生かもしれないですし、「番外案件」に注力してみたら、意図せず本筋のストーリーともけっこう繋がってきた! ということもあるかと思いますし。

 今回の「生」の自分自身は、そんなにも「本質」や「起源」にはとらわれすぎない「ゆるやかオッケー感」がある自分自身なのかもしれないですし。

 今回の人生も、メインストーリーを目の色変えて追うだけじゃなくて、「番外案件」的な人生が実は今回で、「番外案件」にこそ「生」の醍醐味があったりするということがあるのかもしれません。

 そんな、自分に関しても人生に関してもゆるやかオッケー感を感じながら。

 今回の「生」、本来のメインストーリー的な人生とは違う今回の自分で学びを得たガラテアさんが愛おしく。

 僕はガラテアさん推しになった「アキハバラ・エクスプロージョン! 〜願いの街と愛を刻まれた彫像たち〜」だったのでした。

(/ネタバレここまで)

 3月28日のアニメジャパンで、第2部第6章妖精円卓領域「アヴァロン・ル・フェ」が6月スタートと告知されていたんですね(放送は観てなかった)。

 ストーリーの執筆は奈須きのこ氏との情報も。

 奈須きのこ氏の最新の(おそらく)本格的な物語がいち早く読めると考えると、日本語圏の住人で良かったな〜と思ったりです。

 これ、第1部第6章とかなり対になってるっぽくて、奈須さんが第1部第6章担当だったのって、ブリテン要素があるからとかもさることながら、ホームズが登場するシナリオだったから……というのも大きい気がしてるのですよね。

 つまり、第2部も含めたメインストーリー的に重要だから奈須さんが執筆してたのかもしれなくて、妖精円卓領域「アヴァロン・ル・フェ」は、ホームズはじめ、メインストーリーも一気に進みそうで、たいへん楽しみなのでした〜。

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