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 相羽です。

 『おかえりモネ(公式サイト)』第1週「天気予報って未来がわかる?」(第3回)(5月19日放映分)の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 気象キャスターの朝岡覚(あさおか・さとる)は、石ノ森章太郎の展示を目当てに登米にやってきたという展開。

 これは、2014年に『石ノ森萬画館』で展示をやっていたというのは現実でも本当で(第1回で石巻についても言及されている)、かくいう僕も行ってきました。

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 当時のレポート記事へもリンクを張っておきます。↓


石巻ツーリズム・『石ノ森萬画館』/感想


 僕もそうでしたが、2014年のこの時期に石巻の『石ノ森萬画館』を含めて石ノ森章太郎関係の「聖地」へ行くということは、朝岡さんも石ノ森章太郎先生のファンなのもともかく、「復興」への意識が高い人なのだというのが伺えます。

 その流れで、朝岡が百音に対して3年前の東日本大震災における気仙沼に言及。

 百音はその時「いなかった」と答えているので、そのまま受け止めるなら震災の日に百音は気仙沼にいなかった……ということっぽいですが。

 そうなると、彼女の「役に立ちたい」という衝動は、震災の時に「いなかった」ことに対する心理的な防衛機制でもあるようです。

 そこからまさかのラフターヨガオチ。

 朝岡さんがとまどってるっぽいので、朝岡さんはラフターヨガ知らないのか。

 東京でビジネスやってる朝岡さんの方がラフターヨガとか詳しそうなものですが、逆転現象が起きて地方の登米の森林組合の方がラフターヨガとか言い出している……というのは風刺にもなっていて面白いです。

 気仙沼もですが、登米もたいへんだったので、笑うしかなかった……という含意も読み取れます。

 深読みするなら、そういう状況に対して、朝岡さんが、石ノ森章太郎作品的、『サイボーグ009』的、島村ジョー的な「ヒーロー性」を現実世界でも求道していけるのか……という物語もある作品なのかもしれません。

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