相羽です。

 漫画『アラガネの子』の短評を寄稿した件。9月8日か9日あたりに記事がリリース予定との報告を受けております。

 編集を担当された方の手腕で、なにか癒されるような記事になっておりましたので、最近疲れている(笑)方などはお待ち頂けたらと思います。





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 昨日の日記からの流れで、SPYAIRの『RAGE OF DUST』をiTunesで購入してしまいました。


 こういう激しい感じの曲に、心情としてノれるようになってきたというのは、これ、僕もちょっとは回復してきたのかな? と思ったりもします。

 漫画の例ですと、元気な時はどんどん『ベルセルク』とか読みたいけれど、弱ってる時はそうでもない。弱っている時は『ひだまりスケッチ』が読みたいみたいな話で。
 1か0かでは語れませんが、ここ10年の僕は『ひだまりスケッチ』を読みたい方の感覚が大きい状態にあった気がしています。

 それが、最近ようやく『ベルセルク』もいっとく? みたいな状態になってきたというか。

 「そのために死ねる何かを この時代に叩きつけてやれ」とは、ここ10年そこまでの勢いはなかった気がしますからね(笑)





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 「京都アニメーション大賞」(再開されることがあるのかは、いったん横に置いておいて)を想定して、新作長編小説を書いている話。

 知識の土台を鍛え直さなくてはと、昔から何度も読んでいる渡部昇一『知的生活の方法』をまた読んでいたのですが。

知的生活の方法 (講談社現代新書)
渡部昇一
講談社
2013-05-17


 プロの小説家とか、実際に書くものの50倍とか100倍の本を読んでるみたいな話が出てきて。

 このあたりも僕は甘かったなと。

 『非幸福者同盟』とか『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』とかはかなり資料を読んだ上で書いているのですが(スロヴェニアの歴史とか調べたりしているので)、それでも数十冊程度で、100冊はいってない土台の上で書いてる作品なのですよね。

 奈須きのこさんとかもまぎれもなく天才だと思いますが、同時に『Fate』シリーズなんかは凄まじい量の資料的な本を読み込んだ土台の上に書かれていると感じたりします。

 ラグビーにおけるフィジカルみたいなもので、作家にとっての読書量は基本にして最大の力の源であるのでしょう。

 震災のあとは(精神的、体的、経済的、介護的に)大変だった、今も大変であるというのはかなりありますが、それは言い訳でもあるのでしょう。

 やはり、僕にはくる40代も文章を書いていくにあたって、読書量という知識の土台の再構築が必要な時期であるのをひしひしと感じております。

 それこそ、40代、50代は、100冊、200冊の資料を読み込んだのを前提とした時代もの小説なんかも書いてみたい。

 今が、鍛え直す時だな〜と感じているのでした。

読書で自分を高める (だいわ文庫)
本田健
大和書房
2016-05-20


→前回:コメを安く買い、定命の僕は小説を破棄してまた書き始めた
→次回:『ロボティクス・ノーツ』第1話の感想と、これは修士論文書いた時以上にやらねばなるまいと覚悟を決めたこと


参考:当ブログの京都アニメーション作品関連のコラム↓

【直近】

劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜の感想〜精神的自傷者(奏)にかけられた旧型共同体の呪いを解く物語(ネタバレ注意)
リズと青い鳥の感想〜伝わらないまま美しい時間を生きる(ネタバレ注意)へ


【関連リンク0:「共同体」にまつわる話が多かったと感じるTVシリーズ『響け!ユーフォニアム』第1期がやっていた2015年のアニメ作品ベスト記事】

2015年「アニメ作品」ベスト10〜共同体から零れ落ちた人間にも、それまでとは違うカタチなりの祝福を(ネタバレ注意)


【関連リンク1:京都アニメーション作品の映画感想記事】

指輪を二回渡す意味〜映画中二病でも恋がしたい!-Take On Me-の感想(ネタバレ注意)


【関連リンク2:京都アニメーションがこの十年どういうテーマで作品を繋いできたかに興味がある方向けの手引きとなる、当ブログの関連記事】

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の感想へ
『小林さんちのメイドラゴン』の感想へ
『響け!ユーフォニアム2』の感想へ
映画『聲の形』の感想〜ポニーテールで気持ちを伝えられなかったハルヒ(=硝子)だとしても生きていくということ(ネタバレ注意)

『ハルヒ』放映開始から十年、京都アニメーションがここまで進めた「日常」と「非日常」にまつわる物語〜『無彩限のファントム・ワールド』最終回の感想(ネタバレ注意)
[5000ユニークアクセス超え人気記事]響け!ユーフォニアム最終回の感想〜ポニーテールと三人のハルヒ(ネタバレ注意)
『甘城ブリリアントパーク』第12話の感想はこちら
[5000ユニークアクセス超え人気記事]『境界の彼方』最終回の感想(少しラストシーンの解釈含む)はこちら

『中二病でも恋がしたい!』(第一期)最終回の感想はこちら
『Free!』(第一期)最終回の感想はこちら
『氷果』最終回の感想はこちら
『けいおん!!』最終回の感想はこちら

『涼宮ハルヒの憂鬱』最終回の感想はこちら


【関連リンク3:(特に東日本大震災以降)「共同体を再構築してゆく物語」を日本アニメーションがどう描いてきたかに興味がある方向けの手引きとなる、当ブログの関連記事(主に吉田玲子さんが脚本・シリーズ構成を担当していたもの)

あの日欠けてしまった人の日常(=マヨネーズ)に私がなるということ〜『ハイスクール・フリート』第11話「大艦巨砲でピンチ!」の感想(ネタバレ注意)
『けいおん!(!!)』シリーズ構成の吉田玲子さん脚本による「バッドエンドけいおん!」を浄化する物語〜無彩限のファントム・ワールド第7話の感想(ネタバレ注意)
『SHIROBAKO』(シリーズ構成ではなく同テーマのキー話の脚本)の感想
『けいおん!』と『ハナヤマタ』で重ねられている演出とその意図について


【関連リンク4:京都アニメーション作品の2016年までの"テーマ的な"連動・変奏の過程がよく分かる『ねざめ堂』さんの記事】

『無彩限のファントム・ワールド』と、10年代京アニの現在地点(前編)/ねざめ堂
『無彩限のファントム・ワールド』と、10年代京アニの現在地点(後編)