相羽です。

 漫画『転生王女と天才令嬢の魔法革命』第1巻の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 異世界転生だよ、百合だよ、魔法を開発して世界を変えていくよ、といった感じの本作。

 そう、異世界で百合です。

 ちょっとえっちなサービスシーンとか(笑)もあるので、(たぶん)男性読者向けの百合です。

 「天才令嬢」のユフィリアの方が、新城カズマ氏の「物語工学」における典型的な「塔の中の姫君」のキャラクター類型にあてはまるヒロインで。



 令嬢としての「役割」を演じることだけに注力してこれまで生きていたので、物語冒頭では内面的な閉塞を抱えています。

 そんなユフィリアを、天衣無縫(てんいむほう)である「転生王女」のアニスフィアが、(主に精神的に)自由にしていくという骨格のお話です。

 あるいは、アニスフィアの方も自分が転生者であること(物語冒頭では秘匿している)に感じることがないでもない描写なので、物語の進展とともに、二人は精神的に相補的な関係になっていくのかもしれません。

 明るい子が苦悩を抱えている子を救っていく百合は、ひとつの王道だと思うのですよ。

 『マリア様がみてる』では個人的に、乃梨子×志摩子さんカプが好きだったのですが、あれもそんな感じの組み合わせでしたね。



 本作は男性読者向けなのか何なのか、アニスフィアの方がなんだかSっ気があるように描かれているのもなおよいです(え)

 もう、第1話のクオリティが高くて、つかみから「タメ」、そこからの「解放」のカタルシスで物語のキャッチフレーズのセリフが出るまでの流れが完璧で、そのまま素晴らしいアニメの第1話を鑑賞したような満足感があります。

 というか、KADOKAWAさんですし、やる気ですね?

 アニスフィア×ユフィリアの百合百合同人誌とかがたくさん出るくらいの世の中になっていってほしいので(え)、今から応援していきたいところなのでした。

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転生王女と天才令嬢の魔法革命/コミックウォーカー

●コミックス版は現在第2巻まで↓





→次回:漫画『転生王女と天才令嬢の魔法革命』第2巻の感想〜自由の憂鬱から令嬢は一歩踏み出し王女と共に街を守るために戦う