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 相羽です。

 数年前から、ライターとしてちょくちょく執筆させて頂いてる漫画WEBメディア、


マンガフル


 様で、今月からはじまった「ゆるゆるコラム」の企画に、漫画『レヴァリアース』のミニコラムを書かせて頂きました。

 僕は火曜日更新予定(できるだけ毎週書けるのを目指してはおります……)の「80年代・90年代の漫画について語るコーナー」を担当させて頂いております。

 自分でも現在ファンタジー小説を制作中なこともあり、自分の中の「ファンタジー」観を見直しているところなのですが。

 コラム中でも触れていますが、90年代に光を放った夜麻みゆき先生がおくる空想(ファンタジー)世界、「オッツ・キイム」はとにかく輝いていて、放たれた光の「流れ」は子どもの頃に体験したフワフワとした感覚を経由しながら、大人になった現在の僕にも流れ着き、血肉となっております。

 ファンタジーの「流れ」は国とか時代のワクを超えて、それを楽しむ人々の間をそれ独特のコースをたどりながら流れ続けてやむことがありません。

 ある作家さんがある時期に大出力の光を放ち、仮に時間と共にリソース比で放てる光の量は弱まってきたのだとしても、弱まった状態なりに作り続けるといういとなみ自体に、またそういったいとなみから生まれた作品にも意味がある、と個人的には考えています。

 やがて全ての光は消滅するとしても、向かっていく「果て」の方を向いているように生きていたいし、願わくば光の「終わり」を見届けたい。

 微妙な昭和から平成頃の感覚を、思い出しつつ気軽に読んで頂けたりしたら喜びます〜。↓


『レヴァリアース』〜ファンタジーの神髄「オッツ・キイム」三部作の幕開けは人間と魔物が仲良く暮らす世界を夢見た男装少女とゆく冒険譚/マンガフル

レヴァリアース(1)
夜麻みゆき
Jコミックテラス
2020-11-13


レヴァリアース(2)
夜麻みゆき
Jコミックテラス
2020-11-13


レヴァリアース(3)
夜麻みゆき
Jコミックテラス
2020-11-13