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 相羽です。

 『FGO』は現在、期間限定イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」が開催中です。



 「なかよしセイバー」こと徴姉妹といっしょに「なかよし」とは何かを探求していくイベントです(え)

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記などです。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 そして、

 太歳星君(たいさいせいくん)さんきたー。




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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)


 ぎゅーん。

 木星の鏡像として考えられた仮想の天体とは何ぞや。

 うんうん。

 僕らは、いつもそういうことを考えていますね!

 今回はイベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」のストーリー感想です。

 ネタバレ注意です。
(以下、イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」のネタバレあり/)

 「神」とは何か? という題材にまで繋がることが可能な、読み込もうと思うと深いところまで入っていけるシナリオでありました。

 古代メソポタミアの神の一柱であるダゴンさんとしては、何だか自分が現代では邪神チックに扱われているのが気に入らない。

 お、俺、本当は豊穣の神とか、そういう感じなのに!?

 という、神と人間の信仰の間の誤解(ディスコミュニケーション)がマイナスに働いたのが、今回のイベントのラスボスさんの動機。

 それを迎え撃つのが、逆に神と人間の信仰の誤解(ディスコミュニケーション)がプラスに働いた徴姉妹(ハイバーチュン)。

 徴姉妹、チュン・チャクとチュン・ニは神ではない。しかし、本来は人間であった彼女らの行動が勇気を呼び起こし、民衆たちの信仰を呼んだ結果、彼女たちはベトナム近郊では崇められる「神」となった。

 この神ではないけど神ではある。「ニセモノだけどホンモノだ」感は、原典『Fate/stay night』の「Unlimited Blade Work」っぽくてよいです。


参考:遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works)/感想(管理人の別ブログ)


 ここまででも対立構造が綺麗なお話なのですが、最後、もう一層奥の射程として、太歳星君が出てくるんですよね。

 これは、民衆(ぐだ男くん/ぐだ子さんたち)としては(コンという存在が)何だか分からないけど大事にしていたら、大元のすごいのが助けに来てくれた(モルガンさんの助力があってですが)……という展開なのだと思います。

 徴姉妹との違いは、コンにはとくに、そこまで民衆側(今回のイベントのぐだ男くん/ぐだ子さんたち側)に大事にしたり信仰したりする理由が強くはない点です。反乱のための勇気を貰った、とかではない。ただ、何か面白い感じだったし、縁があったのだろうから、大事にしていただけ。いっしょに時間を過ごしていただけ。

 で、この大元の太歳星君と、コンたちとの関係って、僕は『FGO』感想でずっと言ってますけど、「本地垂迹(ほんちすいじゃく)説」的ですよね。


参考:FGO感想・プレイ日記51〜スペース・イシュタルさんと本地垂迹説について考えていた頃


「本地垂迹(ほんちすいじゃく)説」とは:ざっくりとは、大元の無始無終の絶対的なホトケを「本地」とし、「本地」は人間を救うためにほうぼうに具体的なカタチ――「垂迹」で現れる。たとえば「本地」が日本に「垂迹」するとカミとなる……みたいな話。

 「本地」と「垂迹」の関係は、「法身(ほっしん)」と「応身(おうじん)」などとも呼ばれ、お釈迦様(ブッダ)も理念的・絶対的なホトケ(本地)から歴史的・現実的にこの世に現れた垂迹である……と捉えられたりもします。(注:ただ、仏教、インド神話方面の話と、日本(版)の話とは微妙に異なり、諸説あります。)


 この、元は大元の存在だけど、(ある意味)仮構的に個別に現世に顕現している……といった話、神話とかだとわりと定番なのですが。

 こういった話、今回のイベント関連で元となっている中国の伝承やいわゆる「陰陽」などに僕はそこまで詳しくないので、世の中全般に多くみられる神話・宗教的な話からの推察である、という前提となりますが。

 今回も、「垂迹」として現れていたコンたちと、最後に「本地」として立ち現れてきた太歳星君……ってことなのかなと思います。

 宗教学的な込み入った話をいったん置いておいて、すごいざっくりとこの手の話から感じとれる事項を言ってしまうと、その時は意味とか意義とか分からないかもしれないけれど、「垂迹」として現れているかもしれない、もの、ひと、こと、万物に対して、大事にする気持ちを持っておこうねってことなのかなと思います。

 極論すると、『けいおん!(!!)』みたいな日常系が日本で流行した風土も、この手の、何気ない日常のもろもろに「垂迹」性を感じ取って、輝きを見つけていこうという日本的な精神風土と関係があると僕は思っていますから、『FGO』で改めてこういう精神性を描いているのは、興味深いですし、イイなと思っています。


参考:けいおん!!感想/第24話(最終回)「卒業式!」


 この手の、功利性とかとは切り離された人間としての当たり前の慈しみが大事……という話はメインシナリオでもけっこう描かれているので、大事にしていた何気ない「垂迹」から「本地」につながる! 的な展開は、縦軸のメインストーリーでもありそうな気がしているのでした。

 第2部プロローグで、効率的には見捨ててしょうがなかったゴルドルフ所長を、主人公とマシュは見捨てられなかった、というのが『FGO』で描いている主人公サイドの大事なことだと思うので。

 この場合、「垂迹」として大事にしていたゴルドルフ所長が、第2部最終章で「本地」・ゴッド・ゴッフとなって出てくるという展開になるのですが(笑)、マジで最後にこれまで大事にしていたことが報われて「本地」(的な何か)がメインシナリオ最終局面で出てくる展開はあり得ると思うのですよね。

 グランド・グランドクラス、みたいな?

 それくらい、この要素は繰り返し『FGO』では描いています。

 メインシナリオを「本地」とするなら、「垂迹」たるイベントシナリオですが、今回のシナリオに関しては、わりと、ダゴンさんにも共感しながら読んでおりました。

 誤解して理解されてる(と本人は思ってる)方が広まるというのは、厳しいですよね。本当は心優しいYouTuberなのに、誤認の炎上案件の方がめちゃめちゃ広まっちゃった、みたいな。

 なので、ダゴンさんにもちょっぴり救いがほしい気もするので、現在ではねじ曲がって受容されているダゴンさん像かもしれないけれど、大事にしていたら「本地」まで届いた! みたいな展開も見たいですよ。

 (本人のイメージとしての)理想的なダゴンさんにもカルデア式召喚できてほしいよ。

 メソポタミアつながりで、エレシュキガルさんとちょっとだけ縁があるような描き方だったので、ワンチャンあるから!

(/ネタバレここまで)

 温存していた特別召喚でジャンヌさんを召喚したりしておりまして。



 聖杯も投入してLv.も98まで上げました。

 ライフワーク的なフランス研究もあり、ジャンヌ・ダルクに関するテキストを精密に読み込みたいという欲求ゆえんだったりするのですが。


参考:ジャンヌ・ダルクと信仰について


 問題として立ちはだかっているのが、僕は水着ジャンヌさんを持っていないということです。

 関連テキストとか、読みたいんですけど。(え、そんなに大そうなことはプロフィールに書いてないの!? いや、書いてあるの!?)

 真面目に言ってみるなら、日本でシミュラークルとして受容されてきたジャンヌ・ダルク像はいかようなテキストによって表現され、広く共有されているか、を知る一環ですよ(笑)

 今年の夏イベント近くとかに、関連召喚でピックアップきたりしますかね?

 現在、とりあえず170回召喚チャレンジ分くらいは聖晶石を貯めて、水着ジャンヌさんチャレンジ待ちなのでありました……。

→figmaジャンヌ・ダルクさん



→最新のインタビューなど



→前回:FGO感想・プレイ日記53〜ドブルイニャ・ニキチッチさんが気になっていた頃へ
→次回:FGO感想・プレイ日記55へ
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・メインクエスト読了時の感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記1〜序章:特異点F A.D.2004―炎上汚染都市冬木クリアまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記5〜第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記7〜第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記9〜第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノスラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記11〜第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記17〜第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロットラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記23〜第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニアラストまで〜両義者としてのイシュタルとエレシュキガル(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記25〜終局特異点A.D.2016―冠位時間神殿ソロモンラストまで(ネタバレ注意)

FGO感想・プレイ日記31〜亜種並行世界 寛永十六年―屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負のストーリー感想(ネタバレ注意)

FGO感想・プレイ日記34〜第2部プロローグ「序/2017年 12月31日」のストーリー感想へ
FGO感想・プレイ日記39へ〜第2部 Lostbelt No.1―永久凍土帝国アナスタシア 獣国の皇女ラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記40〜第2部 Lostbelt No.3―人智統合真国 シン 紅の月下美人ラストまで(ネタバレ注意)へ
FGO感想・プレイ日記45〜第2部 Lostbelt No.5―神代巨神海洋アトランティス 神を撃ち落とす日の感想(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記46〜第2部 Lostbelt No.5―星間都市山脈オリュンポス 神を撃ち落とす日の感想(ネタバレ注意)

・イベントの感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記13〜「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」で風越丸と闘っていた頃(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記21〜「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版」のストーリー感想(ネタバレ注意)
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FGO感想・プレイ日記54〜イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」のストーリー感想(ネタバレ注意)



・物語考察

人理の「ゆらぎ」と桜ルートの「次」(『FGO』第2部へ向けた物語考察)

・プレイ日記を最初から読む場合はこちら↓

Fate/Grand Order……そろそろ?

・原点的ゲーム『Fate/stay night』の感想・プレイ日記はこちら↓

セイバールート(Fate)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
間桐桜ルート(Heaven's Feel)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
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『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)(TYPE-MOONファン別ブログ)
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