相羽です。

 アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女(公式サイト』第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 引き続き「無条件の世界」と「条件付きの世界」の対照から本作を見ていってみます。

 「条件」がどう本作のキーワードとなっているのか? という点については、第1話の感想に詳しく書いておりますので、そちらを参考にして頂けたらと思います。↓


参考:『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第1話の感想〜「無条件の世界」による「条件付きの世界」への反撃の狼煙(ネタバレ注意)(追記あり)


 第1話〜第6話の第1クール前半が、ざっくりとは「条件付きの世界」って息苦しいよね、「無条件の世界」ってイイ感じだよね、という方向の話だったのに対して、明らかに「転換」が起こったという印象を持ちました。

 さすが後半と銘打ってるだけあるというか、今回の第7話は、とはいえ「無条件の世界」だけ掲げても何もできないよね。「条件付きの世界」で世界は動いていくよね、という話が始まっている感じです。


・インキュベーション・パーティでもろに「条件付き」要素的に投資を募るミオリネ
・「条件付き」の文脈でスレッタの前に現れる真エラン(仮)
・プロスペラさんを筆頭に大人の世界で行われるガンダムにまつわる「条件」の駆け引き全般



 全て、「条件付きの世界」側、はじまったな感が漂っていますが、僕的には、第1話冒頭から「無条件の世界」筆頭みたいな感じだったニカさんまで、何やらシャディクと取引(?)してるような描写が入っているところは大きかったです。

 ニカさんは最後まで「無条件の世界」で通すキャラクターかと思ってたのですが、彼女も変化が描かれる(そっちの方が普通なのですが、例外立ち位置かと思ってた)キャラクターなのでしょうか。ニカさんをして、シャディクと「条件」の何か取引をしないとままならない何かを抱えていた世界なのか? ふぁっきん、という感じです。

 第1クール前半は、捉えようによっては「無条件の世界」だけではエランを救えなかったバッドエンドと捉えられるので、続く同じく虚構存在(仮)っぽいスレッタが救われるルートに入るには、『機動戦士ガンダムSEED』の「想いだけでも力だけでも」じゃないですが、「無条件の世界」も「条件付きの世界」も必要みたいな感じでしょうか。そうすると、「無条件の世界」モードでのほほんとしてたらもろに魔女裁判モチーフの何かにかけられて焼かれそうになってた今話のスレッタを、ミオリネが「条件付きの世界」側の文脈を使って助ける、というのはかなり熱い展開です。

 でもな〜。「条件付きの世界」はやっぱ危ないんだよな〜。すぐに数字とかを重視して人間を見なくなったりしますからね(笑)。会社起こして人間が数字にしか見えなくなったミオリネと目から光が消えたスレッタの絶望百合二次創作が見たいッ!

 そして、「条件付きの世界」の逆襲がはじまったがごとき今話で、第1クール前半でもっとも「条件付きの世界」から「無条件の世界」へと開眼したキャラクターとして描かれていた、グエルくんとチュチュ先輩の、「今ではスレッタを『無条件』の文脈で見ている」二強は全く描かれていないという。

 第1クール後半はここから不穏さを伴う「条件付きの世界」の文脈で進んでいって、どうしようもなくなったあたりで揺り戻しとして、というか次なるステージへと向かうきっかけとして、グエルくんとチュチュ先輩が劇的に来るのかな(二人とも、「条件付きの世界」と「無条件の世界」の越境経験者なので、二つの世界を両義に使える素地がもっともあるといえばある)。

 というわけで、ミオリネさんが「条件付きの世界」で作った精密な会社は、チュチュ先輩の釘バットで荒々しく破壊される展開を予想したい。人間を数字で見る? 違うだろ、人間と人間は、生身で殴り合いだ! というノリのチュチュ先輩を当ブログでは応援しています。

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→前回:『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第6話の感想〜地味に親ポジションの呪いが切れて「外」にいるグエルと切れずに「閉じた」場所にいたエランの対比の話(ネタバレ注意)へ
→次回:『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第8話の感想〜「条件」の駆け引きの「外」でグエルはスレッタに先行してアイデンティティクライシス下でタフさを鍛え中(ネタバレ注意)
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