20240203seedblog

 相羽です。

 今回は、公開初日に観てきた劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(公式サイト)』の感想です。

 記事中では映画のラストまでの内容に触れています。完全なネタバレ前提で書いておりますので、まだ観てない方はご注意下さい。
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 まぎれもない、『ガンダムSEED』の続編であり完結編でありつつ、メインは万人の共通言語的な趣のあるラブストーリーなので、本作単体でも普遍性がある作品だと思いました。

 何かが噛み合って、ひょんな感じで世界中で大ヒットする可能性があるのでは!? という印象です。

 以下、今回の映画のテーマである「愛」に注目しつつ、キラ、アスラン、シンの三人の主人公に、三つの「愛」を対応させながら感想を書いていってみます。


●キラ/無条件の愛

 作品の中心となるラブストーリーを担う、キラとラクス。

 ざっくりとは「条件付きの愛」の世界に翻弄されがちだったところから、最終的に二人は「無条件の愛」の世界へと到達する、というラブストーリーです。

 映画ではアグネスやオルフェは「条件付きの愛」寄りのキャラクターで、アグネスは「条件」がよい男をパートナーに求めるし、オルフェはキラに、キラはラクスを愛する「条件(資格)」を満たしてない、ということを執拗に言ってきます。

 キラとラクス自身も序盤は「条件付きの愛」の世界に束縛を受け翻弄されるのですが、そこから最終的に「無条件の愛」の世界へと抜けていく。そんな映画で。

 この流れが、無印『SEED』の「カテゴリ依存」から「個」へと抜ける流れと、だいぶ対応しています。

 無印『SEED』は、前半のキラは「コーディネイターだから/ナチュラルだから」「地球軍だから/ザフトだから」といった「カテゴリ」に依存した思考をしてしまっています。

 その状態で、第8話でラクスがキラに「あなたが優しいのはあなただからでしょう?」という言葉をかけるというシーン、つまり、「カテゴリ」ではなく「あなたは個であるあなた自身だ」という、後半の展開に繋がる仕込みが入っています。

「カテゴリ依存」に翻弄されたキラは物語の中盤、ついにはアスランとの殺し合いに発展してしまい、トールとニコルも死んでしまうという、いったんの破綻にたどり着きます。

 そこから、再生へと向かう第34話が、例の「君は誰?」「わたしはラクス・クラインです」というシーンが描かれる(つまり、ラクスは私は「カテゴリ」ではなく、「個」であるただのラクスだと言っている)クライマックスだったのでした。

 そこから、フリーダムガンダムで出撃するキラは、「個」となり、魂が「カテゴリ」の束縛から「自由」になっている……という第35話はアニメ史に残る伝説の回だったのでした。

 今回の映画は、「条件付きの愛」と「無条件の愛」が対照されていると書きましたが、今になってふり返ると、「カテゴリ依存」というのも、「コーディネイターだから」「地球軍だから」と、何かと自分の本当の気持ちに「条件」の束縛をつける思考だったんだな……と『SEED』シリーズ全体が再解釈される感じだったりします。

 その「条件」の束縛から、魂を「自由」へと解放していく。それが『ガンダムSEED』。

 今回の映画は、序盤はキラはラクスに対しての愛に、「条件」をつけてしまっています。

 ラクスに何かを与えられたなら、ラクスを愛する資格がある。ラクスに愛される資格がある。

 前半はそんな「条件付きの愛」に束縛されてしまっているので、結果、前半のエルドアでの戦いでは敗北・破滅に行き着きます。

 そこからの再生の過程が無印『SEED』第34話近辺ばりに熱くて、いくつか再生のきっかけは描かれていますが、一つは、アスランがキラに鉄拳を喰らわせるんですね(笑)。

 このシーン、すごく好きです。

 TVシリーズをとおして、「ザフトのアスラン・ザラ(「カテゴリ」であるザフトに依存していたアスラン・ザラという含意の、ラクスがアスランをコノテーションで糾弾した台詞)」だったアスランもようやっと「カテゴリ」から解放されて「個」に、ただのアスランになっているので。今は、「ただのキラの友だち」として、一番大事なことを伝えられる。

 いつから、ラクスはそんなに愛に条件を求めるようになったんだと。そんな趣旨のことをアスランはキラに言います。

 一旦、全てを失ったキラ。まるで、無印『SEED』第30話の後のよう。

 ライジングフリーダムガンダムは壊れてしまった。アークエンジェルも撃沈した。ラクスは連れ去られて彼女の気持ちもこの時点ではよく分からない。アスランにはなんか殴られて。

 全てを失った後に、最後にキラ・ヤマトという人間、「ただのキラ」に残っていた気持ちは……


「ラクスに会いたい」(キラ・ヤマト)


 それが最後に自分に残っていたものだったのなら、行くしかないですよね。もう「条件」とかはどうでもいいので、「無条件のキラ」として行くしかないのです。

 ここから、「条件付きの愛」に束縛されて翻弄されていたキラとラクスの愛は、「無条件の愛」へと向かって解放されていきます。

 言葉、台詞としても。


「愛に資格はありません」(ラクス・クライン)

「愛されることに資格なんか必要ない」(キラ・ヤマト)



 など、何か資格を満たしたから愛せるとか愛されるみたいな、主にオルフェが突きつける「条件付きの愛」の世界を無効化してゆく言葉が飛び交っていきます。

 オルフェがラクスに対して、目を潰すぞ、喉をかき切るぞ、といった脅しを行い、容姿・歌声、そういうラクスの優秀な部分である「条件」が全て満たせなくなってもラクスを愛せるのか、という趣旨のことをキラに問います。
(追記:この趣旨の台詞をキラに言ったのはオルフェではなくイングリットです、という指摘を多数頂いております。ご指摘ありがとうございます。まだ一回しか映画を観られていないのでやや記憶がおぼろげな部分でしたが、おそらくその通りですね。訂正させて頂きます! 僕の方でも何らかのかたちで二回目以降観られたら、しっかりと確認して訂正させて頂きます!)
(追記2:二回目鑑賞いたしました。確かにイングリットの台詞でした。改めて訂正させて頂きます!)

 キラは答えます。愛すると。ラクスはラクスだと(これが、『SEED』第34話の「君は誰?」「私はラクス・クラインです」のアンサーシーンになっている)。

 そして、キラがたどり着いた最後の答え。

 最終決戦で、キラはいう、自分には武器があると。

『SEED』最終回では、「僕は それでも僕は 力だけが僕の全てじゃない!」とは言ったものの、明確に言葉にして、力ではない自分の根幹とは何かというのをラウ・ル・クルーゼに反論することはできなかったキラ。

 クルーゼの「それが誰に分かる? 誰にも分からぬさ!!」の後にカットインするフレイの絵で、キラが決して力だけの存在でないのは救いとして表現されていましたが、それでも、自分の言葉でその力ではない自分の根幹が何かなのまでは表明できていなかった。

 それを、ついにキラが今回自分で言葉にします。

 キラ・ヤマトという人間の最後の武器。それは。


「ラクスの愛だ」(キラ・ヤマト)


 もう、キラ・ヤマトというキャラクター・人間が、長い物語の果てにたどり着いた答えがこれだというのなら、納得するしかないですし、応援するしかないですよね。

 この複雑な『SEED』の物語の果ての、最後の武器、結論がめちゃめちゃシンプルなのがカッコいい。

 確かに、キラ、クルーゼとの最後の戦いの時も、ラクスからもらった指輪が印象的に描かれてるんですよね。あれが、キラが力だけの存在ではないという記号。ラクスに愛されていた、力ではない愛の人間だったんだ、っていう回収に今回なっていて、最高でした。


「人は必要から生まれるのではありません。愛から生まれるのです」(ラクス・クライン)


 キラ・ヤマトの最後の武器は、ラクスの愛。

 ついに、『SEED』最終回のクルーゼの「(ざっくりとは)人間も世界もダメだ」演説に対する、反論・代案を言葉にすることができたんだ。

 文芸作品だったら、これで、「条件付きの愛」の世界から束縛を受け、翻弄されていたキラとラクスは「無条件の愛」で結ばれました、あとは叙情的な情景描写……みたいな終わり方でもいいのですが、『ガンダムSEED』はスーパーエンターテイメント作品なので、キラとラクスの気持ちが「無条件の愛」で結ばれる心理的なクライマックスと、物理的・映像的・音楽的クライマックスがリンクするのですよね。

 そう、この心理的なドラマの最高到達点での、新型機にして究極機・マイティーストライクフリーダムガンダムの登場・出撃です。

 流れ始める、T.M.Revolutionの「Meteor-ミーティア-」(最近は西川貴教さん名義で活動されている西川さんのエンディングクレジット表記がT.M.Revolutionなのも泣きポイントです)。伝説の『ガンダムSEED』第35話のリフレインにして、進化系にして、結末。

 うわああぁぁぁぁぁ! こ、これが! 僕たちが観たかった! 20年待った! 『ガンダムSEED』の完結編だぁぁぁっってなりますよね。

 めちゃめちゃ泣いてました。

 この、「Meteor」が流れ始めるシーンは本当にすごい。

 神話です。

 ガ、『ガンダムSEED』は神話クラスになったんだー! って叫びたくなりました。

 二人の男女の愛から始まる、天地開闢(てんちかいびゃく)、みたいな映像&音楽、そして言葉。

 世界の様々な神話、日本神話のイザナギとイザナミとかもこの系譜ですが。ラクスも「エンゲージ」って言ってるし、男ありて、女ありて、新しい世界が創造される。

 本当に、愛の光みたいなのを放っていましたからね(笑)。

 新しい世界に向けての狼煙。その、キラとラクスが切り開くかもしれない新しい世界っていうのが何なのかっていったら、「条件付きの愛」の世界でもなく、デュランダル議長のデスティニープランとも違う未来。「無条件の愛」の世界なんだろうなって。

 それは、最高に「自由」な世界なんだろうなって、思ったのでした。


●アスラン/明るい愛

 今回の映画では、キラが主軸となるラブストーリーを担い、シンが男の子ごころをくすぐるカッコよさ、可愛さを担当という感じなので、残るアスランは今回は面白枠、自由枠(でも重要な立ち回り)、みたいなイメージです。

 ズゴックからインフィニット・ジャスティス弐式で出てきてみたり、ストライクフリーダム弐式にも乗ってみたり、敵さんを「使えないな」とかノリノリで煽ってみたり、戦闘中にカガリのけしからん妄想をしてみたり。

 今回のアスランはやたら自由で面白いのですが(ちなみに、今回のアスランは悩むフェーズを終えて自由になっているので、ストライクフリーダム弐式にも乗れたっていう、公開初日の感想ラジオ中に頂いたコメント好き)。

 これ、今回はキラが主軸だからとか作劇上のことを一旦横に置いて、作中の要素から読んでみるなら、今回アスランが自由で面白くなってるのはカガリの影響ですよね。

 カガリ、『SEED』〜『DESTINY』ではつらい想いもして泣くシーンも印象的だけど、本質的に明るい女性じゃないですか。ちょっと、体育会系のノリもあるというか。

 アスラン、『DESTINY』の物語を終えて改めて素朴な状態でカガリと付き合ってみたら、カガリの明るいところが伝染して、なんか今回こういう明るめで自由で面白い男になってるのかなと。

 だから、僕が思うに、この二人の愛は「明るい愛」エンド。

「DESTINY」の第8話であせりからアスランが性急にカガリに指輪渡しちゃったりして、迷走もしてすれ違いもした二人だけど、最後に二人の関係がこういう明るいものになってくれて、僕は死ぬほど嬉しかったのでした。


●シン/故人の愛

 今回は「愛」がテーマという前提なので、シンのパートナー的にはルナマリアの話をした方がよいところなのですが、僕が今回一番感動したのがステラが出てくるところだったので、今回はそちらの話の方を書きます。

 ブラックナイトスコードの「闇に落ちろ」からシンをステラが守るところ。

 役者さんが桑島法子さんなのも含めて、SEED最終回のフレイの「本当の私の想いがあなたを守るから」が加護になってキラは最後のクルーゼへの突撃の後も生存する(と僕は解釈しておりますが)のと重なる表現になってるのかもですよね。

「愛」がテーマの作品で、あるいは報われずに亡くなったかもしれない立場の者だとしても、故人の「愛」が生者を守ってくれているという感覚を作中に入れているというような。福田監督!

 作品タイトルの"FREEDOM"って「魂の自由」のことだと思っていて、「SEED」最終回でフレイが死んだところで不思議な空間でキラと対話するところ(ただし、あのシーンは生者のキラと死者のフレイは交信できない描写になっていて、二人の会話は成立してないようになっている)で、フレイが「でも今やっと自由だわ」って言ってたの。

 一概に死の肯定のようにならないように気をつけながら書かなくてはならないところですが、自由の世界に行ってしまった者。時間も空間もなく自由にどこへでも移動できるから、本当に守りたい人のことを側で守ってくれているのかもしれない。というような感覚がちょっと入ってる気がします。

 ここでのステラはシンにまつわる全てのストーリーにおいての、妹のマユも含めて全ての「報われなかった者たち」の代表と思われますが、シンは、今回の映画でそういった存在たちの想いを掬いとってくれた。

 映画のパンフレット冒頭に書いてある、福田監督の三つの言葉。「「正義は移ろうもの」。「運命」は抗うもの。「自由」は獲るもの!」のうちの「「運命」は抗うもの」。

 シン、抗って運命(の解釈)を変えられたんですね。

 正義の一つのかたちとして描かれながらも、シンの本当の気持ちとは離れていくプロセスとして描かれていた「DESTINY」のシンの物語(だから、最後に「オーブが撃たれなくてよかった」という本当の気持ちに回帰して涙するところでエンディングになっている)。

 しかし、ああいう結末で悲しいこととかあった「DESTINY」のシン・アスカの物語だけど、それを全て否定したりはしないということ。

「この前はジャスティスだったから負けたんだ。デスティニーなら負けない」みたいな台詞のところ、笑いながら泣きそうになってました。シンは、否定せずに、自分の本来の物語としてデスティニーに再び搭乗する。「DESTINY」の物語を、報われなかった者たちの存在も含めて背負って進む。

「闇」と称されるような属性を持つシンと「運命」の物語なのかもしれないけれど、世界にはそういう人もいますからね。そういう属性もあるなりに、シンが幸せになるということが、そういう人たちの全ての希望。

 デスティニーガンダムSpec2でのシンの大活躍が、最高にカッコよかったですし、それはキラとはちょっと違った、故人の愛を背負ってるようなニュアンスでの、愛の力での無双だったなぁと思うのでした。

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「愛」がテーマの作品でありつつ、それら全てが「自由」とも通じていて、総じて「愛とは自由」というのが伝わってくる映画でありました。

「条件」の束縛からの解放という自由、ズゴックから飛び出してくる的なノリの自由、時間も空間も超えるような自由、全て本質的に何か(世の?)暗い雰囲気などから制約を受けがちな我々を解放してくれるような明るいパワーに満ちていて、それが自由、ゆえに、「Freedom」。

 本当に、映画館から出てくる人たちが笑顔なんですよね。

「愛とは自由」の映画。

 鑑賞して映画館から出てくると、ちょっとだけ「無条件のあなた」になってるような、少しだけ「自由なあなた」になってるような。最高の映画でした。

 20年越しの何かが成就し、世界に尊い明るい何かを放ち、僕にとっては生きててよかったと思わせて頂けた映画です。

 福田己津央監督、両澤千晶さん、あまたの制作スタッフさんたち、本当にありがとうございました!

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 公開初日2024年1月26日(金)、22時30分〜23時40分でYouTube Live配信、


「【ネタバレ注意】劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想ラジオ〜ガンダムSEED同窓会」


 を行いました。


 放映当時当ブログ「ランゲージダイアリー」や前サイト「mot×mot」で感想を読んでいたという方など久々によろしくです〜。

 映画鑑賞後のオンライン飲み会みたいな感じのノリになっているので、お酒など準備しながら聴いて頂けましたらと!

 アーカイブはこちらをクリックでよろしくお願いいたします〜。↓


【ネタバレ注意】劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想ラジオ〜ガンダムSEED同窓会/YouTube


 けっこう昔コメント頂いていた方のことなど覚えておりますので、同窓会的なノリで気軽にコメントなどもして頂けたら喜びます。

 劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開をきっかけに改めてやる気を出して色々やっていこうかなと思っているので、YouTubeのチャンネル登録とXのフォローの方、ぜひぜひよろしくお願いいたします〜(最近ですと、やはりブログよりもYouTubeやSNSの時代という感じですので……)↓


相羽のYouTubeチャンネル(わりと開設したて)

相羽のX(旧Twitter)

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 感想記事の2つ目も書いておりますので、タイミングが合いました時にお読み頂けたら幸いです〜。↓


次回:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想その2〜自由への憧れと、不自由な自分に一時の慈しみをと──「ただのイングリット」になれなくても生きるということ(ネタバレ注意)へ


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 映画に合わせて久々に色々読みたいという方向けの、過去に僕が書いていた『ガンダムSEED』関連のテキストはこちらとなります。↓

・ブログ「ランゲージダイアリー」の「DESTINY」感想↓

https://aiba.livedoor.biz/archives/cat_332507.html


・古のHTMLサイト「mot×mot」の「SEED」感想↓

http://www3.plala.or.jp/languagelanguage/seed/seed.html


・キラとラクスの関係は描写不足だったか?↓

https://aiba.livedoor.biz/archives/8938988.html


・ガンダムSEED-DESTINYにおけるシンという主人公の役割↓

https://aiba.livedoor.biz/archives/50479612.html


・伝説のテキスト(自分で言っていく方向)「フリーダムなキラ」↓

http://www3.plala.or.jp/languagelanguage/seed/0306.html#seed030612

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→前回『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償』の感想へ
『ガンダムSEED』シリーズ感想のインデックスへ