20250102kasumi

 相羽です。

 あけましておめでとうございます。

 写真は去年の年末冬コミ上京の時に秋葉原で食べた『バンドリ!』の香澄の(たぶん)タイヤキです(笑)。

 今回は、今年2025年の抱負的な文章です。
 今年の抱負。自分の人生を満喫すること。これに尽きますね。

 昨年末に、買い出しでスーパーのレジに並んでいた時のことです。

 前のお兄さんが、魚のアラとそんなにも高くないワインを持って並んでいました。

 今から、魚のアラを調理して一杯飲むのだなと。お兄さんは特に客体的に何か大きなことをなしたとかではないのかもしれませんが(失礼!?)、とても自分の人生を満喫してる感じでイイな! と思ったのです。

 これは、僕もこの感じでいこうと。

 自分の人生を満喫するというのは、自分以外の誰かになろうとしないこと、とセットな感じです。

 僕もそろそろ、こういう感じのモードでいこうと。

 僕は、「誰かのために」みたいなある種の高尚な感じのことは、20年半身不随で言葉も出づらい母親の介護をやってきて、一区切りやってきたなと思うのです。

 少し前までは「自分のこと」モードになるのは、父親と母親が天国に行くのを見送ってからかなと思ってた部分もあったのですが。

 母親も80歳まで生きましたし、一区切り、特にどこにも後悔のようなものもないので、もう父母が生きてるうちからそろそろ「自分のこと」モードになっていってイイだろうと。

 20代とか30代の頃は、自分がやりたい文章を書いたりすることと介護生活がバッティングするような感覚もあって、それを両立させなきゃ! と、ちょっとなんでもできる「自分以外の誰か」になろうとしていた部分がたぶん僕にはあったのですが。

 もう、英雄(すごい人)になる必要はないんだな。

 自分であることを超充実させていけばよいだけなのだな、と。

 愛情をもって母親の生きるお手伝いをしたりする自分も自分だし、なんかよい文章が閃いて書いていったりするのも自分。ただ、そのまま生きていてよい、という心境です。

 結果、そのままの自分の人生を満喫してるうちに、ある程度すごい人になるかもしれないし、別にならなくても、それはそれでよい。

 という心境で、軽く、明るく、楽しく日々生きていこうというのが、自分の人生を満喫することという今年の抱負です。

 具体的には、文章を書くのは好きなので、人生を満喫するための一つとしてもちろん今年もやっていくのですが、何かすごいことをしたい、すごい人になりたいというより、同人誌を2冊出して、長編小説を1作完成させたりできたら、もう大大、大満喫かなと。

 レジに並んでたお兄さんがアラを調理してワインを飲むように、まずは自分自身の楽しみとしてやっていこうと。

 その点、去年の冬コミで頒布させて頂いた『料理人アスラン』は、よい感じに楽しんで制作できた一冊でしたね。

 そして、不思議なもので、去年の電子書籍にしろ『料理人アスラン』にしろ、何かすごいものを作らなきゃともがいていた頃の作品よりも、だいぶ売れたという。

 また、最近の気づきとして、作品本体はもちろん大事なのですが、制作した作品にまつわる、「なんとなく」のポストとか文章とかあるいはラジオとか、そういうものがフと人の心を軽くしたり、人を笑顔にしたりするのだなと。

 そういう、何気ないものの大事さを、しみじみと感じるようになってきているのでした。

 何気ない「よき」ものの広がり。それが、ここからの時代のコミュニティとしてよいのだろうなと感じておりますが、そんな感覚も持って、たとえば今回同人誌まで買ってくださったようなありがたい読者さんとは、長いスパンでお付き合いしていけましたらと思っております。

「自分のこと」を大事にするという話でしたが、これはもちろん長年やってきて読者さんも楽しんでくれた方が自分も楽しいので、読者さんも喜ぶものを出していきたいのでした。

 と、そんな感じでややふわっとした抱負になってしまいましたが、今年も僕のちょっとした文章、ラジオ、あるいは電子書籍に同人誌、もしくは長編小説など、楽しんで頂けましたら本望であります。

 今年も、よろしくお願いします。いつも、ありがとうね!

 相羽裕司


 昨年末の冬コミで頒布させて頂いた、何年かぶりの新刊同人誌『料理人アスラン~闘争のブレードを料理の包丁に代えて最強の男が愛する人のために最幸の料理を作る』

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 は、とらのあなさんの方で委託もさせて頂いておりますので、タイミングが合う方はゲットして頂けましたら喜びます〜。(まだ、ここまでは予約注文で、とらのあなさんでの正式取り扱い開始日は1月4日なのですよね……)↓


『料理人アスラン~闘争のブレードを料理の包丁に代えて最強の男が愛する人のために最幸の料理を作る』/とらのあな