より、週刊少年ジャンプを楽しむために!

 と、その前に、一昨日は「ガンダムSEED DESTINY」レポの方をなるせさんに補足して頂きありがとうございました。なるせさんはサブカル情報を幅広く扱っていますので、当然ステキなWJ情報にバッタリなんてこともあります(武装錬金とか!)。知らなかった方はコレを期にちょっとのぞいてみるとお得です。

 さて、本日はWJ感想、すなわち週刊少年ジャンプ感想をお届けしますが、新ブログでは第一回目ということで、初見の方、既読の方両方に対して、前情報を箇条書きでちょっとだけ挙げておきます。↓

◇管理人は、これまで「mot×mot」というサイトで2年あまりWJ感想を書いておりました。
◇今回からは、作品数は絞りますが、他所にはない独自の考察、娯楽要素を含んだ情報価値の高い感想を目指します。
◇また一方で今回からは、他所との繋がりも重んじます。他のWJ感想サイト・ブログ様に、積極的に文中リンクを張っていきます(不快な張られ方をしたと感じた方は、気兼ねなくご一報下さい)

 それでは、今週の感想をどうぞ↓。今週はお薦めのWJ感想サイト紹介なんかもいたします!

●Waqwaq/ワークワーク

 現在、ワークワークをより楽しむために必ずチェックしておいた方が良いのが、由さんの「WaqWaqWork 〜フジリュー徹底分析し隊〜」です(10月6日現在トップのENTERをクリックするとすぐ見られます)。

 ワークワークはゾロアスター教を世界観のもとにしているという、ほぼもう客観的な事実を踏まえ、ゾロアスター教関係でキャラの元ネタを予想、考察しながら、元ネタ絡みで漫画を楽しむ楽しみ方のきっかけをステキに届けてくれています。是非ともこの作者とのコミュニケーション、というかフジリューとの闘いを皆さん共有しながらワークワークを楽しみましょう。

 由さんへ:一つ、僕の予想↓

 ゾロアスター教が絡んでいるのだとしたら、ツァラトゥストラが出てくるんじゃないだろうか?(注:ツァラトゥストラ、ゾロアスター教の始祖)

 僕の予想1:黒い影=ツァラトゥストラ説

 この場合、実際のゾロアスター教の教義云々よりも、ニーチェの有名な書物、『ツァラトゥストラはかく語りき』が漫画の内容に関わってくるんじゃないだろうか。すなわち、黒い影の悲願=「『超人』化or永劫回帰」。
 『ツァラトゥストラはかく語りき』は、超人とか強いこと言ってるんだけど、晩年のニーチェを思うになんかしんみりした書物だよなぁなんていうのが僕の印象なんですが、色々と漫画にアレンジできそうな要素が詰まっているのも確かだと思います。ああ、こういう風な漫画の楽しみ方イイですね。でもオタクの楽しみ方なんですかね、こういうの。

 僕の予想2:「神は死んだ!」の台詞が、クライマックスで超重要キーワードとして出てくる。

 ゾロアスター教、ツァラトゥストラと来たら、この台詞しかないでしょう。ああ、もう今から想像して燃え。黒い影に立ち向かう時とか、松田さん死んじゃうのか?とか、想像ふくらみ過ぎです。各自、想像して悶えて下さい。

◇今週の感想
 偏頭痛の彼は悪役じゃなくて、救われるべき対象ですね。悪人顔になる前の美形の設定といい、仲間役に落ち着くと僕は予想します。

●武装錬金

 初見の方へ、僕の今イチオシの漫画作品です。

 魅力の一つをあげるのならば、「精神的な何かしらの負荷」→「その負荷の浄化」→「浄化してくれた人物への恩義」という、人間の尊厳連鎖とでもいうような段階かきっちりと踏まえられて描かれている点なんかを挙げます。「連鎖」というのは、今度は恩義を感じた人物が逆に恩義を感じてる対象を救おう(負荷を浄化しよう)と奔走したりするんですね。

 現在は、命の危機という負荷をカズキに浄化された斗貴子さん、誰にも認識されないという負荷をカズキに浄化されたパピヨン、幼少体験からくる依存という負荷をカズキに浄化された早坂姉弟らが、今度は逆にヴィクター化という負荷にさらされるカズキを助けようと奔走するという熱い展開になっています。

 そして、今週も上記三連鎖が熱い。上の三つのうち、どれか一つでも省略されて描かれてしまうと、読者は唐突な印象を持ってしまうものだと思うんですが、和月先生はそれをしません。
 剛太、生きる目的が見いだせないという負荷を浄化してくれた斗貴子さんへの恩義を胸に、所属に反逆。必要な三段階をみっちり描いてくれている、輝きの1話です。1話挿入の過去篇のお手本みたいだ、と僕は思いました。

●週刊少年ジャンプをより楽しむためのWJ感想サイト紹介

Qウェルさんのサイト

 最近ではステキオリジナルキャラによる対談形式という娯楽指数の高いWJ感想を書いておられます。形式が面白いだけじゃなく、内容も出色です。真面目に考察しようと思えば深い考察ができるし、ネタに走ろうと思えばエンタメできる人なんですが、今は両方をバランスとりながら書いてるという印象を僕は受けます。そのあたりは結構ウチの感想と近いかな、とも。僕も良く言及するサイト様なので、一緒に読んでおくと僕の感想、及びジャンプそのものの楽しみ方のヴァリエーションが増えると思います。お薦め。

はさみ氏のサイト
 三年来のつき合いになる縁深いサイト。本気を出せば考察系だろうとネタ系だろうと、WJ感想サイトのトップサイトになれるだろう聡明な人なんですが、吉良吉影のように生きるのをモットーにしている、普段から70%くらいの力で生きてる人なんで、WJ感想にもいいとこ30%くらいの力しか使ってくれてません。しかし、たまに気まぐれで60%くらいの力を使ってめちゃめちゃ面白いことを書いてくれたりします。
 激しくミステリ読みの方でもあります。で、実は僕の前サイトのリンクページにははさみ氏関連のあるトリックがしかけられていたんですが、気づいてた人います?というか、J−LINKを見てる人全員にフェイクかましてるようなイカした人なんですが(^_^;、詳細は、ヒミツです。

●これからは
 下の「Comments」欄に、閲覧者の皆様からWJ関係のコメントを積極的に頂きたいなと思っております。「Comments」欄だけで一つのコンテンツ価値を生み出す、くらいが理想です。僕の文章の内容に関係なく、広くWJ関係の話題全般のコメントを募集します。まあ、ネタ系コメントを売りにすると、ありさちゃんの所に勝てるわけないので、普通のコメントでイイっスよ!楽しんでいきましょう(ちゅーか、ありさちゃん、もの言わずリンクを張り替えていてくれてとても嬉しかったです。ありさちゃん好みのネタ系じゃないのに……ホントありがとう)  

 ブログによるトラックバックも歓迎しています。それでは今後とも週刊少年ジャンプ関連話題をよろしくお願いします。