●ONE PIECE

 「信じるも疑うも……どっちかに頭を傾けていたら……真相がその逆だった時 次の瞬間の出足が鈍っちまうからな」

 燃え。

 先週書いた通り、細かな描写からゾロがロビン救済に一役買うことを予想、期待してるので、真相が提示された瞬間に躊躇わずロビンのために抜刀するゾロの絵が浮かんでしまってフライング燃え。

 あとゾロ、吉のパターンと凶のパターンを冷静に想定して考えてるなど、頭脳派な側面も見せています。麦わらパーティーではロビン、ナミらの女性キャラが頭脳キャラなんですが、時、場面の巡り合わせ次第ではゾロもこういう役回りになるんですね。頭脳派としての潜在能力はあるということです。ゾロ燃え。

●REBORN!

 今週号の感想ではないんですが、この漫画はイイ意味で漫画らしいキャラウケを狙ってるような気がして好感を持っています。対比されるのは露骨に女性層のキャラウケを狙ってる「テニスの王子様」に男性層のキャラウケを狙ってる「いちご100%」なんかですが(僕はこの2つも市場を見据えていて多いにアリだと思ってるけど)、REBORN!の場合はキャラウケを狙うようにキャラを出してるんですが、そのキャラの中に小さい牛が混ざっていたりで、従来の子供が楽しめるような意味での純に楽しさで勝負するキャラウケって感じで、はい、本当に好感を持ってます。

●テニスの王子様

 1コマ目の犬の死んだような眼がツボでした。

●ワークワーク(Waqwaq)

 僕が前に予想した、元ネタ絡みの「黒い影=ツァラトゥストラ説」は、ダイレクトに名前で語られる意味ではハズレちゃったなぁ。影の名前はコトですか。
 つーか、アレだ、「参賢者」も何かしらの古典か哲学であった気がするなぁ。元ネタ絡みの楽しみ方、ちょっと情報を求めます。

◇偏頭痛から解放されるレオ

 神様が自分の指を切って血を分け与える所、普通に泣けました。レオの「偏頭痛」が「機械」と「人間」という括りで分かたれた争いとか、「復讐の連鎖」とか、いろいろなネガティブ要素を表象してるんですが、そんなネガティブ要素を僅かな自己犠牲をかえりみずに、無化する神様。

 「信じがたいけれども……あなたの痛みを少しでもやわらげたい そのために私ができることはこれくらいです」

 イイ・゚・(ノД`)・゚・。この娘は天使です。神様です。

◇補/ステキWaqwaqイラストを掲載しているサイト様紹介

 「ユエ」様

 10月18日現在、ENTERをクリックしたあとのトップにて掲載。DIARY(10月17日)に全体図アリ。
 神様萌え。神様の萌え・゚・(ノД`)・゚・

 「WhiteNote」様

 10月18日現在、トップにて掲載。悶え。シオと神様の関係の良さ(萌えともいう)が凝縮されています。

●こち亀

 二段構成が面白かった。部長に復讐するために、まずデカい習字で反撃(この発想が両津チックで好き)。この時点で失敗して、いつもの両津失敗オチでも十分一話になったのに、そこから二段階目のヘタ字短歌で成功という展開に持っていったのが面白かった、結果として逆転で両津成功オチ。今週はこの二段技で非常に楽しめました。

●武装錬金

 今週の感想というワケではないんですが、こんなに掲載位置が下でもこんなに主観的に好きな理由に、どの男性キャラにも、何かしら感情移入できる自分がいるというのがあります。構成とかテーマとか云々で漫画を読む年頃に自分もなりましたが、主観的にどっぷり愛せる漫画っていうのは、昔と変わらずキャラに感情移入して読める漫画なのかな、などとフと思いました。ひたすら真っ直ぐなカズキ、孤高で上昇志向なパピヨン(変態な部分には感情移入できないが)、少年を見守る大人な視点のブラボー、皆、どこかしら感情移入できる自分がいます。

 その文脈で、剛太も、なんか恋愛に関して分かるなぁという感じ。女性読者はピンとこないかもしれないし、はたまた僕だけの主観かもしれないけれど、何か、男って惚れてしまうと一方的に女性を守りたくなってしまうという側面があるような気がします。例え、この漫画の場合の斗貴子さんのように、惚れた女性が守ってあげる必要のないほど自分より強い女性だったとしても。女性視点から見るとウザッたかったりするのかもしれませんが、とにかく守りたいという願望、どこか男性にはあるような気がします。
 当の惚れられた女性からすると、別に守ってもらわんでも……ってな滑稽さ、現実にもままあるような気がして、ダサ感情移入。それがダサカッコよくなったりすると最高なので、やっぱしこの漫画はやめられません。

●いちご100%

 エロい。僕的には「次は向かい合って」がエロかった。急にガッツり目と目が合う体勢になるというのにエロさを感じます。

●未確認少年ゲドー

 テーマ性と、それを一話で表現し伝える話しの構造の秀逸さ。ゲドーはコレがすばらしくて、非常に僕好みです。
 ここ最近はずっと、「DEATH NOTE」と「武装錬金」を一番の楽しみにWJを読んでたんですが、最近それに「未確認少年ゲドー」と「ワークワーク」が個人的には加わってきた感じです。でもゲドーは掲載位置末尾なんですよね、うーん、素晴らしい漫画なんですが。

 今回も、親と子の関係で一番大事なのは「愛」というテーマを語るのに(一番の台詞をチョイ役の屋台のオヤジに喋らせてる時点でひたすら熱いんですが)、親子愛螺旋構造を取ってます。すなわち、讃良ちゃん→フクちゃんの親子愛と、讃良パパ(&ママ)→讃良ちゃんの親子愛が、パラレルに螺旋を描きながら描かれているという。讃良ちゃんがフクちゃんに対して感じた子育ての大変さや喜び、それを同じように体験しながらパパママも讃良ちゃんを育てたんだよ、みたいな。それでいてフクちゃんの親離れ、讃良ちゃんの親離れが、ギャグ調を含みながらガシっと手をニギってオチになってます。本当見事。イイ漫画だよなぁ。

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