復活キャラは創作作品の中(アスラン)だけじゃねェ!ってな感じで、T.M.Revolutionが98年6月発売の『HOT LIMIT』(首位日付:1998/7/6付)以来、6年4ヵ月ぶりに『ignited - イグナイテッド -』でオリコン1位へ復活
 に、西川さんカッコいい。

 あくまで僕の主観でしかないけど、ノリ楽曲の『HOT LIMIT』なんかで1位を取ってた時代より、劇的な復活劇を見せた最近の方が楽曲がパワーアップしてるのが熱い。

 狭間の期間に、あまり売れなかったのかもしれませんが、音楽アルバムにもかかわらず一つの文芸作品にもなってる「深さ」勝負の僕的最高アルバム『Suite Season』を作るなど、創作者としての深みに地味に磨きをかけていたように思います。

 一昨年あたりどこかで見かけたインタビューでは、西川さん本人も作品が前ほど売れなくなったことについてションボリ語っていたりもしたんですが、それでも地道に音楽性に磨きを駆け続けた西川さん。ついにここに最高楽曲『ignited - イグナイテッド -』を世に送り出して復活

 『ignited - イグナイテッド -』はマジ最高楽曲です。もう300回くらい聴いてるんじゃない?
 深さがあります。往年のノリとどことないダサさ(コミカルさ)もあります。だけどカッコ良さが殺されていません。ついにキタ!という感じの僕的NO.1T.M.Revolutionソングになりました。

 そんな『ignited - イグナイテッド -』ですが、歌詞に関して少々皆さんに聞いてみたいことが。サビの部分、

 「壊れ合うから動けない 淋しい羽重ねて」

 に、2つの解釈があるような気がするんですがどうでしょうか?

1、この2人はこれ以上近づいてしまうとお互いに壊れ合ってしまうために動けないような関係で、できるのは少し距離を取って淋しい羽を重ねることだけ、

 という解釈と、

2、この2人は既にこれ以上無いほど近しい関係で、2人離れるようにお互いが動いてしまうと壊れ合ってしまうほどにより掛かり合っている。淋しい羽を重ねるが如く……

 という解釈の2つが可能でないですか?

 1なら、「2人は何らかの障害により近づきたいんだけど近づけない、切なさ炸裂のラブソング」みたいな解釈になり、2なら、「相互依存から新しい関係へと踏み出す2人を歌った自立支援ソング」みたいな解釈になると思います。

 どうでしょうか、『ignited - イグナイテッド -』を今まで聴いてた皆さんはどちらの解釈で聴いてたでしょうか、またどっちの解釈の方がよさ気でしょうか。現在『ignited - イグナイテッド -』にハマってる皆さんのご意見をお伺いしたいです。

 歌詞全体の文脈を考慮すると、1の可能性の方が高いかなというのが僕の印象なんですが、最近のS-DESTINYのアスランとカガリなんかを見ていると2の解釈もいいななんて思ったり……

 最初から両方の解釈が取れるようにしておいて、S-DESTINY作中にそれぞれを踏襲した人間関係が展開されたりしたらそれこそ神ですが。

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