武装錬金無しの読切多しということで、簡易版で。

●BLEACH

 一護とルキア、一護と母親ヨロシクで、助けられたから助け返す、護られたから護り返すが基本のBLEACHです。じ丹坊再登場で、じ丹坊が助けられた織姫と、助けた織姫との間でのイベント発生確率が出てきました。
 織姫、石田、チャドの人間界から来た組にもう一イベントづつないとやって来た意味がないよなーと思ってたんですが、織姫の最終イベントはこれかな。織姫はまだ力を使いこなせていないというタメがあるので、覚醒イベントと込みで。
 石田はマユリちゃんともう一イベントありそうですが、チャドは何なんだろうなー、特にもう一イベントありそうな伏線を見つけられない自分がいます。チャドの最終イベントは何?

●ONE PIECE

 「読んでて声を出しそうになるくらいビックリした」と帰省中の僕の姉からコメント頂きました。一般人の反応でコレです。伏線読むのが好きで、最近ミステリ何かも読んでる僕としても、このCP9の正体にはビックリでした。全員が仮面をかぶって正体を隠してるなど、既出キャラであると予想できる人には予想できるような仕込みも今にして思えばあったんですが、まったく予想できなかった。素直に驚けた。ありがとう尾田先生って感じです。

 そして、パウリーの吐露を「……」で聞きながらのルフィの目のアップ。ルフィがその人物を買った時の記号です。ルフィ・パウリー復活戦が今から熱い。

 そして、職長達は欺かれていたという点で彼らの間にあったのは本当の「仲間」の関係ではなかった。じゃあそれと対比されるルフィチームにおいて、はたしてロビンはルフィ達を欺いていたのか?「仲間」をキーワードに徹底的に掘り下げています。やっぱONE PIECEは面白いわ。

●D.Gray-man

 アレンの「ありがとうミランダさん」のあとの、涙目のミランダさんのコマは普通に良い。ダメだダメだと言われ続けた人が受ける初めての肯定の言葉。素直に良い。

 リナリーも復活で次号巻頭カラーでバトルへ。リナリーの適合者玩具としての不幸な過去という張ってあった伏線をここでリナリーに焦点を当ててバトルに掛け合わせてやってくれればもう完璧。

●HUNTER×HUNTER

 幻影旅団だーっ!(歓喜の叫び)

 幻影旅団のメンバーだけ出てきて、この先団長が出てこないハズがない。

 僕、団長大好きなんですよ。もう、ぶっちぎりで僕的HUNTER×HUNTERナンバーワンキャラです。

 団長復活こそがハンターにおける僕的最高の山場。絵の荒れとか休載とかどうでもよくなってきた。また団長の話が読める日が来るならば、いつまでも待ちます。

●ワークワーク(WaqWaq)

 「それは想像を絶する不快さを伴うであろう」

 過去からの願いの引き継ぎは、第01話に父からの引き継ぎで始まったこの物語に関して、テーマ的に一貫しています。
 そして、人間−機械といったカテゴリーの二項対立を無化し、相互理解にたどり着くまでに必要なことこそが、たとえ不快でも思考放棄せずに異なる考え、願いを一旦自分に受け入れるということなので、この描き方は僕的にもう絶賛。

 ただ、やっぱ子ども読者には難しすぎるよ、コレは。イヤ、十代後半〜二十代前半の読者でも理解するのは一苦労なんではなかろうか。哲学的でテーマ性があり、それらの描き方も思慮深く、まったく素晴らしい漫画なんですが、マーケティング的に少年ジャンプという市場の中ではこの掲載位置という現実でしょうがないかなという気がします。

●未確認少年ゲドー

 こちらも打ち切られそうですが、最終回前に各キャラ一人一人に見せ場を作るという少年漫画技法を丁寧に使ってて好感。人間と未確認生物の相互理解というテーマ的にも、未確認生物達と人間達が協力し合って見事に収斂してるんですが、その見せ方もあくまで子ども読者向けに分かりやすく、娯楽性を入れながら見せようとしてるかのような、作者の子ども向け漫画としての作品作りに気を使ってる姿勢にとても好感がもてます。それでも、少年ジャンプという市場で生き残るほどには作者の気遣いは届かなかったということでしょうか、残念。
 次週or次次週、最後の「命」のテーマをやんわりと描いて是非キレイに決着つけて頂きたいものです。この漫画に関しては満足して見送ってやれる自分がいます。

●当ブログでは

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