久しぶりに、英語の話題をば。
まずこちらの6月4日更新分の記事、わりと、いやものすご〜く必読な感じです。↓
●AI時代には英語学習がますます重要になる3つの理由| 藤沢数希(特別寄稿)/サウスピーク
藤沢数希氏の文章は他のジャンルに関しては個人的に七割くらい賛成できない感じですが(苦笑い←思想・信条の違いというより科学哲学の解釈の違いだったりです……)、今回のこの英語に関する文章は、多くの日本の人に読んでもらう意味があるな、と思っています。
なので、上の記事、是非読んでみてください。
ただ、僕も長年専門がら、生成文法的なアプローチから認知意味論的なアプローチ、近年話題のディープラーニングの系統と、機械翻訳の技術に関しては追っておりますが、藤沢数希氏の見解につけ加えておきたい部分もあります。
記事中では「コンピュータは言葉の意味を理解することができない 〜機械翻訳の限界」となっておりますが、向こう五年くらいはその通りだろうけれど、十年後になってくるともう分からない、くらいの感覚を僕個人は持っています。それくらい、今、このジャンルはまさに指数関数的上昇曲線に入ろうとしているのか? という感じです。
たとえばレイ・カーツワイル氏が予測してるプレ・シンギュラリティ(ざっくりとはコンピュータがペタスケールからエクサスケールになる)の時期は2025年くらいですが、予測が当たるのかどうかの話とかは置いておいて、実際その頃になると、機械翻訳の精度、どうかなと。続きを読む