相羽です。

 樺沢紫苑さんの『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』を読みました。

20230322gengoka

 これは、最近読んだものの中でもかなりの神本かもしれません。

 ざっくりとは、人間であれば誰もが抱えているであろう「悩み」に関して、どういう風に解消に向かっていけばよいかという、精神医学的、脳科学的、心理学的な側面からの指南書みたいな感じの本です。

 紹介されている、「コントロール軸」という概念は、使えるな! と思いました。

 その悩みを解消していく方向で考えるとして、そもそもその悩みがどの程度あなたにコントロールできるものなのか、という視点。

 それを、できる/できないの二項対立的にではなく、0〜100%の比率で見極めておく。

 仮にコントールできる比率が0だとしたら、そのようなものは、そもそも解消に向かって取り組むこと自体が無駄。コントロールできる比率が10とか20とかの方に優先して取り組んでいった方がよい、という話になります。

 たとえば、すごい攻撃的なパワハラ上司がいて職場の人間関係で悩んでいるとする。続きを読む