相羽です。

 今月末でブログ開設12周年か。何かやろうかなー。

 「言葉」について。

 ブログ名にも付けてるし、サークル名にも付けてるしで、何かしら僕にとって大事なものではあるのですが。

 もとは学生の頃の専門が「言語」だったということだったり(「言語学」の修士号も持ってたりします。)。

 社会で生きていくにあたって分かりやすさ重視で肩書きを「語学講師」と最近は名乗ってるのですが、実際は語学(主には英語)を教えるというより、相手(生徒さん・受講者さん)のコアにある言語的な能力を開花させる手伝いをする的な感覚で仕事しております。

 開花は違うかな。なんか、絡まってるので、解きほぐすお手伝いをしてる感じ。解きほぐされると、なんかイイ感じ(笑)になって貰えます。コーチというより、ちょっとヒーラーっぽいことをしてるのかなという感覚もあります。あんまりスピリチュアルな方向にいってもいかんですが。

 僕が英語教えると、半年から一年くらい期間を頂ければ、まず日本の大学受験レベルはクリアして普通に「使える」レベルになって貰えますが、そういういわゆる語学力以外にも、僕の母親とか。

 脳にダメージがあって半身不随で、言葉も出にくい部分があるのですが、それでも12年前に比べると、だいぶ自分の言葉で話せるようになってきていて感謝しています。

 学生時代にやりたかったこととしてこういう言語療法的なジャンルがあって当時から色々研究したり試行錯誤していたのですが、母親が要介護状態になってからは、自分の母親に僕なりに色々試みてきた12年でもありました。

 この語学教える仕事と、言語療法的な要素、僕の中では、相手の言葉のコアを紐解き、良い感じにする……みたいな感じで繋がってるのですが、体系化とかはできてなくて、僕個人の感覚芸的な部分があるので、あんまり言ってもスピリチュアルな感じになりそうだなと、そんなには普段は人には言ってない感じです(笑)。

 ただ、語学系の仕事は、話せるようになって貰うと分かりやすく喜んでもらえて、今はプロとしてそれなりにお金も頂いているので、こっちは(形式的な意味では)分かりやすい12年で進んだ部分かなと(^_^.

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 先日試写会で一足先に観てきた、


●映画『聲の形』(公式サイト


 一緒に観てきた丁稚さんが感想アップしてるよ〜。↓


映画『聲の形』 〜コミュニケーションの不完全さをあぶりだす/ねざめ堂


 僕は帰りにココスで(え)話してきたので、だいたい聞いた内容でありましたが、初めて読む方はハっとすること多々なはずと思うのでお勧めです。

 いやー、イイ映画だったなぁ。

 僕は京都アニメーション作品文脈を絡めた感想を書こうと思っております(今から書く)。また、これは『ハルヒ』文脈だ! みたいな文章を相変わらず書こうと思っております。

【関連リンク:これまでのブログの京都アニメーション作品感想】

『ハルヒ』放映開始から十年、京都アニメーションがここまで進めた「日常」と「非日常」にまつわる物語〜『無彩限のファントム・ワールド』最終回の感想(ネタバレ注意)
[5000ユニークアクセス超え人気記事]響け!ユーフォニアム最終回の感想〜ポニーテールと三人のハルヒ(ネタバレ注意)
『甘城ブリリアントパーク』第12話の感想はこちら
[5000ユニークアクセス超え人気記事]『境界の彼方』最終回の感想(少しラストシーンの解釈含む)はこちら

『中二病でも恋がしたい!』(第一期)最終回の感想はこちら
『Free!』(第一期)最終回の感想はこちら
『氷果』最終回の感想はこちら
『けいおん!!』最終回の感想はこちら
『涼宮ハルヒの憂鬱』最終回の感想はこちら





 ◇◇◇

 さて。

 今夏の僕の中心的活動でした。新作オリジナル小説『こちら街アカリの復興部!』。

 「カクヨム」さんの少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」に応募しているという形の作品です。

 コンテストの読者選考期間の七月後半〜八月末まで、今夏、(月)〜(土)と一日一節ずつ毎日更新という連載形式でした。

 「エピローグ」を、8月28日(日曜日)に更新しておりまして、現在は完結作品となっております。

 中編程度の読みやすい文量となっております。是非ぜひ、各々のタイミングで読んで頂けたら喜びます。↓


『こちら街アカリの復興部!』/カクヨム


 今日も『非幸福者同盟』の方について少し。

 制作にあたっての資料本とか小出しに公開しようと思ってますのコーナー。

 題材上歴史関係が多いですが、その中でも今日は哲学史に関して。

 アスミの技の名前が全部哲学者の名前になってるわけですが、一応それなりに意味がある感じになっております。

 そんな中でも、僕的に「哲学史」のお勧めの本といったらコレ!↓



 厳密には、ハイデガーの思想の核心は哲学史の再構築にあったと解釈する木田元氏が、氏なりのハイデガー哲学史を再構築してる、という複雑な位置づけの書籍ですが、これは本当凄いです。

 何冊か、生きてるうちにこういう本を作ってみたいなーという書籍がありますが、そういう本の一つです。

 というわけで、『非幸福者同盟』は、けっこうハイデガー系統の存在論から影響を受けてる、存在論の物語でもあります。オントロジカも、オントロジー(存在論)からとってますしね。

 その流れで、アスミがいよいよ『月光のハニヤ』を使う中ボス戦で、ハニヤ=埴谷雄高きた! 哲学者の名前シリーズ日本人きた! と燃えてほしいところなのですが、それは、そこまでは深みにはまらなくてもやっぱり気軽に楽しんでもらいたい(笑)。基本は、女の子が能力バトルするエンタメです。

 日にちはまだ言えない段階ですが(まだ書いてないので!)、最終章(ラスト2.5話)を再開予定です。『非幸福者同盟』もよろしくお願いします。本日はランキングも131位(累計:現代アクション)感謝です。↓


160909rank

『非幸福者同盟』/カクヨム


 『こち街』の方は、最終選考対象作品発表は9月26日(月)ですので、それまではコツコツ宣伝させて頂きますね。

 「カクヨム」さんの「近況ノート」も、九月もできるだけ毎日更新を続ける予定です。創作の話はそちらの方が多く書いているかもです。頂いた感想への返信なども予定しております。「カクヨム」さんの相羽の個人ページもフォローしておいて頂けたら嬉しいです。↓


相羽裕司/カクヨム


 感想など頂けたら喜びます。メール・WEB拍手・カクヨムさんのレビュー機能・更新報告の「近況ノート」のコメント欄などなどを利用して頂けたらと。また、Twitterのハッシュタグは「#こち街」でよろしくです(^_^.